2022年
情報提供
過去の情報
  • 岡崎実( 佐渡市/佐渡総合病院)
  • 岩谷淳(佐渡市/佐渡市立両津病院)
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流行状況
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レポート
12/24 新型コロナウイルス感染症は、まだまだ油断できない状況ですが、島内小児全体においては減少に転じた印象です。ただし、まだまだ流行中の地区もあり、また、成人はまだまだ患者数が多い状況です。発熱で受診された小学生以上の患者さんの場合、新型コロナウイルス感染症である可能性は8割程度と高い状況が続いていますが、小学生以上の発熱患者さんの受診が少なくなってきました。一方、保育園では様々なウイルス感染症が流行していて、保育園児の発熱患者さんの8割程度は新型コロナウイルス以外のウイルス感染症です。夏から続いていたヒトメタニューモウイルスの大流行は終わりかけですが一部の保育園で散発しています。夏から、出ては消えを繰り返しているRSウイルス感染症の流行も、一部の保育園で認めています。ノロウイルス様の感染性胃腸炎もいくつかの保育園で散発しています。<岩谷>
11/25 新型コロナウイルス感染症は、島内小児においても流行第7波を上回る患者数です。38度以上の発熱で受診された小学生以上の患者さんの8割ほどは新型コロナウイルス感染症です。一方、保育園では様々なウイルス性上気道炎が流行していて、保育園児の発熱患者さんの8割ほどは新型コロナウイルス以外のウイルス性気道感染症ですが、あちこちの保育園で新型コロナウイルスの感染者のクラスターが起こっては収まり、収まっては起こる状況です。ヒトメタニューモウイルス感染症の流行はほぼ終息、RSウイルス感染症は一休み状態です。<岩谷>
11/10 新型コロナウイルス感染症は、島内小児においては流行第7波を上回る患者数です。38度以上の発熱で受診された小学生以上の患者さんの9割は新型コロナウイルス感染症です。一方、保育園では様々なウイルス性上気道炎が流行していて、保育園児の発熱患者さんの8〜9割は新型コロナウイルス以外のウイルス性気道感染症です。両津地区ではヒトメタニューモウイルス感染症が流行している保育園が、畑野地区、羽茂地区では、RSウイルス感染症が流行している保育園があります。<岩谷>
10/30 10月中旬以降も、新型コロナウイルスの流行は続いています。特定の学校ではなく、広く散発しています。38℃以上の発熱で受診する小学生以上の患者さんはほぼ90%は新型コロナウイルス感染症です。一方、多くの保育園で、迅速診断キットでは診断できないウイルス性気道感染症が流行していて、鼻水、咳、発熱、で受診する保育園児の皆さんは90%以上が新型コロナウイルス感染症以外です。ヒトメタニューモウイルスの流行は終息し見かけなくなりました。RSウイルスは帰省の方などに散発していますが、まだ大きな流行を把握していません。<岩谷>
10/8 9月中旬以降、佐渡においても新型コロナウイルスの流行は収まりつつありましたが、10月に入り、いくつかの学校や保育園でクラスターが発生しています。7月から保育園ごとに大きく流行したヒトメタニューモウイルス感染症は現在は両津地区の保育園で散発しています。真野地区の保育園でRSウイルスの患者さんを確認し今後の様子を注視しています。あちこちの保育園で、新型コロナウイルスでも、RSウイルスでも、ヒトメタニューモウイルスでも、インフルエンザでもない、発熱、咳のウイルス性気道感染症が小流行しています。<岩谷>
9/29 9月中旬以降、佐渡における新型コロナウイルスの流行も収まりつつあります。7月から保育園で流行していたヒトメタニューモウイルスの患者さんも少なくなってきました。軽い感冒症状の患者さん、アレルギー性鼻炎と思われる症状の患者さんはいらっしゃいますが、感染症全体の流行は落ち着いてきています。<岩谷>
9/11 7月の初めからあちこちの保育園でヒトメタニューモウイルスが大流行しています。保育園ごとにはやり、一人患者さんがでると3週間前後でそこの保育園の皆さんはみんなかかります。はやり方や症状はRSウイルスに似ている咳と熱が症状の疾患ですがRSウイルスより軽症のことが多いようです。小学校低学年のご兄弟も一緒に発症することも少なくありません。現在は、両津地区と畑野地区の二つの保育園で流行しています。新型コロナウイルス感染症は佐渡の、保育園、学校でも大きく流行しています。保育園によってはヒトメタニューモウイルスと同時流行しています。8月のはじめから流行が拡大し、9月初めまでは小学生以上の発熱者はほとんど新型コロナウイルス感染症といった様相でしたが、先週末から小児の患者さんの数がやや減ってピークを越えたような印象もあります。発熱、嘔吐、下痢を呈する胃腸炎様のウイルス疾患がはやっている保育園もあります。一部の保育園で7月にRSウイルスが流行しましたが、その後、新型コロナウイルスとヒトメタニューモウイルスの流行がメインとなり、その他の保育園ではまだ流行していないようです。<岩谷>
2/14 ノロウイルスと思われる感染性胃腸炎が両津地区の一部の保育園で流行し、ご家族の小学生や成人にも広がっています。新型コロナウイルス感染症は、1月末から2月上旬にかけて、一部の高校で大きなクラスターが発生しましたが、今のところ、その他の保育園や学校ではクラスターの発生はないようです。新型コロナウイルス感染症の発生状況については佐渡市のホームページをご参照ください。そのほか、アデノウイルス感染症や、ウイルス性上気道炎は、あちこちの保育園で小流行を繰り返しています。RSウイルス感染症は1月中旬の両津地区の保育園の流行を最後に、流行を把握していません。水痘が新穂地区の小学校で散発しています。<岩谷>
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