2011年
情報提供
過去の情報
  • 岡崎実( 佐渡市/佐渡総合病院)
  • 岩谷淳(佐渡市/佐渡市立両津病院)
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流行状況
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レポート
12/30 インフルエンザの流行はまだありません。その他の感染症も落ち着いています。アデノウイルス、溶連菌感染症、感染性胃腸炎が少々認められ、水痘が相川、両津の保育園で小流行です。RSウイルスやロタウイルスの流行も認められてはおりません。天候は荒れていますが、とても平和な年越しです。<岡崎>
12/25 気管支炎、肺炎を起こしやすいマイコプラズマの流行が減少傾向ですが、まだ続いています。それ以外の咳と高熱が続く感染症も目立ちますが、RSウイルスや、インフルエンザの流行は島内では確認していません。発熱、結膜炎等が主要症状のアデノウイルス感染症、咽頭痛、発熱が主要症状の溶連菌感染症も園や学校によっては小流行しています。その他、水痘が散発しています。<岩谷>
12/17 マイコプラズマ感染症の流行はまだ続いています。水痘が相川地区の保育園で小流行です。アデノウイルス感染症、溶連菌感染症が少数ずつ。インフルエンザ、ロタウイルスの流行はありません。<岡崎>
12/9 咳がひどく、高熱のでる呼吸器感染症があちこちで流行しています。その一部はマイコプラズマ感染症ですが、その他のウイルス感染症での咳、熱も多いようです。両津地区の一部の園、小学校では、溶連菌感染症が小流行しています。また、一部の園ではアデノウイルス感染症が小流行しています。水痘も両津地区で散発しはじめました。RSウイルスやインフルエンザの流行はまだ把握しておりません。<岩谷>
12/2 マイコプラズマ感染症が小流行していますが重症例はありません。溶連菌感染症、ロタウイルスやノロウイルス以外の感染性胃腸炎が少数に認められます。ヒブを接種していない1歳児のヒブ菌血症を経験しました。これからはほとんど見られなくなるはずの疾患です。<岡崎>
11/26 溶連菌感染症がいくつかの保育園、学校で小流行しています。咽頭痛、発熱(咳はあまりない)で発症した場合は要注意です。咳がひどくなり、高熱がでる感染症もあちこちで流行しています。このうちの一部はマイコプラズマ感染症です。RSウイルス感染症の広がりは確認していません。水痘が一部で散発しています。<岩谷>
11/22 真野地区でマイコプラズマ肺炎の流行が認められます。その他、感染性胃腸炎、溶連菌感染症が少数ずつ認められています。ライノウイルスなどが疑われる全身状態のよい鼻咽頭気管支炎が河原田をはじめとした一部の保育園で認められますがインフルエンザの報告は今のところまだありません。<岡崎>
11/12 マイコプラズマ感染症が、島内の所々で流行しています。マイコプラズマ以外の気管支炎、喘息性気管支炎をおこしやすい感染症も散発しています。比較的軽症な感染性胃腸炎が流行しているところがあります。溶連菌も一部の、園、学校で流行しています。<岩谷>
10/24 まだRSウイルスの流行は確認していませんが、マイコプラズマ等、咳がひどくなる感染症が少し流行しています。両津地区の保育園ではノロウイルス様の感染性胃腸炎が流行しているところがあります。全体的に感染症は落ち着いています。<岩谷>
10/7 マイコプラズマ感染症、感染性胃腸炎、季節外れのヘルパンギーナ、手足口病などが少数ずつ認められます。相川方面で水痘の小流行があります。鼻かぜ、咳かぜといった、ライノウイルスなどの鼻かぜウイルスによる感冒、喘息発作の誘発以外、感染症は全体に落ち着いています。<岡崎>
10/2 相変わらず、感染症はおちついています。咳のひどい気管支炎が少々、一部はマイコプラズマ感染症です。感染性胃腸炎も少数で一部はノロウイルス感染症でした。その他、水痘がわずかに認められています。これからは、喘息治療歴のある子どもたちがライノウイルス感染症などをきっかけに発作を起こす季節です。予防薬を飲み始めている子もいます。<岡崎>
9/19 ヘルパンギーナ、手足口病の流行はほぼ終息しました。RSV感染症が1名に認められました。水痘、マイコプラズマ肺炎、溶連菌感染症が数名ずつのみです。感染症は非常に落ち着いております。<岡崎>
9/11 手足口病、ヘルパンギーナが流行している保育園が、まだいくつかあります。咳がひどくなり高熱がでる疾患(マイコプラズマ、クラミジア、その他)が散発しています。溶連菌なども少数見かけますが、感染症全体として落ち着いています。<岩谷>
8/26 保育園児中心にヘルパンギーナ、手足口病が流行しています。強い咳と発熱を認め、肺炎、喘息様症状を起こすこともあるマイコプラズマ感染症も散発しています。<岩谷>
8/20 夏カゼ、胃腸炎、とびひの小流行が続いています。ヘルパンギーナ、手足口病と診断がつくものもありますが、ウイルス性発疹症や咽頭炎、結膜炎でエンテロウイルス系感染症やアデノウイルス感染症を疑わせるものなどです。熱以外は症状がなく、わりと元気です。一部の胃腸炎はノロウイルス感染症のようです。溶連菌感染症やマイコプラズマ感染症が数例認められています。<岡崎>
8/13 手足口病、ヘルパンギーナが、流行しています。咳と発熱のマイコプラズマ感染症も散発しています。その他は、溶連菌感染症、アデノウイルス感染症などが、少々見受けられます。<岩谷>
7/30 プールが始まり、夏カゼといわれているヘルパンギーナと手足口病が流行しています。髄膜炎が合併することがありますが今のところ認められません。その他、感染性胃腸炎、アデノウイルス感染症、溶連菌感染症などが少数ずつ認められます。水痘、おたふくかぜも1〜2例です。とびひが増えています。爪でひっかくと悪くなりますので、できれば週に2回は爪の処理をお願いします。<岡崎>
7/23 マイコプラズマ感染に伴う気管支炎、肺炎が散発しています。感染性胃腸炎も散発しています。一部の保育園で水痘がでています。両津地区では小学生、中学生に流行性耳下腺炎が散発しています。夏風邪の、ヘルパンギーナ、手足口病が少し見られるようになってきました。その他は、溶連菌感染症、アデノウイルス感染症などが見られますが、感染症全体の数は多くありません<岩谷>
7/9 感染性胃腸炎が散発しています。マイコプラズマ感染症も散発し、肺炎になるかたもいらっしゃいます。南部地区では伝染性紅斑が出始めたようです。水痘が国中地域の保育園で散発、流行性耳下腺炎が両津地区の小学校を中心に散発しています。咽頭結膜熱を起こす、アデノウイルス感染症も散発しています。<岩谷>
7/3 感染性胃腸炎が各地で散発しています。一部はノロウイルス陽性、一部はアデノウイルスが陽性です。その他、水痘やムンプス、アデノウイルス感染症、溶連菌感染症などが少数ずつ認められています。手足口病やヘルパンギーナなどの夏風邪はまだ認められません。<岡崎>
6/26 6月初めまで流行していたB型インフルエンザの流行も終息しました。感染性胃腸炎があちこちで散発(ノロウイルスや、それ以外のウイルス)しています。マイコプラズマ肺炎、気管支炎の患者さんも散発しています。アデノウイルス感染症が小流行している保育園もあります。水痘、流行性耳下腺炎も特定の園、学校で散発しています。<岩谷>
6/19 インフルエンザはようやく認められなくなりました。金井の一部保育園で水痘の流行が認められています。ウイルス性胃腸炎が各地で小流行しています。一部はノロウイルスが検出されています。その他、RSウイルス以外の咳がひどい感冒が認められています。咳のひどい風邪とダニの産卵シーズンが重なったなったためか、これまでおさまっていた気管支喘息の子どもたちに発作がやや増加しています。<岡崎>
6/10 新穂地区、姫津地区に残っていたインフルエンザBもやっと終息したもようです。沢根地区で水痘の流行が認められます。感染性胃腸炎は全島で散発しています。その他、咽頭痛から咳のひどくなる風邪もやや目立っています。暖かくなって茶毒蛾の皮膚炎も出始めました。<岡崎>
6/4 インフルエンザBが新穂地区で地域流行しています。両津地区ではムンプスが小流行です。その他、感染性胃腸炎、溶連菌感染症、水痘、長引く咳を伴う風邪、目やにの出る風邪など、施設により散発しています。一部はRSウイルス、マイコプラズマ感染症です。感染症はやや多いものの、特定の疾患の大きな流行はありません。<岡崎>
5/22 新穂地区などでインフルエンザBの小流行がまだ続いています。その他、ロタウイルス胃腸炎、目ヤニの出る風邪の小流行があり、水痘、溶連菌感染症が散発しています。何度も上気道炎や中耳炎を繰り返していた保育園児たちは少し落ち着きました。<岡崎>
5/14 流行は小さくなってきましたが、まだB型インフルエンザの流行している学校、保育園があります。佐渡の流行状況は新潟大学公衆衛生学教室のホームページ(http://www.med.niigata-u.ac.jp/pub/flu/)もご参照ください。流行性耳下腺炎が、いくつかの保育園で小流行しています。水痘もいくつかの保育園で小流行しています。感染性胃腸炎(ロタウイルス、ノロウイルスなど)や溶連菌感染症、RSウイルス感染症も散発しています。全体としては感染症の患者さんの数は少なくなってきました。<岩谷>
5/7 B型インフルエンザが連休前から特定の園、小学校、中学校ではやっていましたが、連休中にいくつかの学校、園に拡大した感があり注意が必要です。佐渡の流行状況は新潟大学公衆衛生学教室のホームページ(http://www.med.niigata-u.ac.jp/pub/flu/)もご参照ください。両津地区では流行性耳下腺炎が流行っている保育園があります。水痘も散発しています。溶連菌感染症が少し多めに推移しています。そのほか感染性胃腸炎の流行している保育園もあります。<岩谷>
4/24 先週より、小学生、中学生、高校生を中心に特定の学校でインフルエンザが再流行(A型もB型も)しています。流行の状況は新潟大学公衆衛生学教室ホームページ(http://www.med.niigata-u.ac.jp/pub/flu/)もご参照ください。RSウイルスによる気管支炎がいくつかの保育園で流行していますが、まだ保育園には在籍していない、乳児の患者さんも目立ちます。感染性胃腸炎の流行は目立たなくなりましたが、南部地区ではロタウイルス感染症が多いようです。その他には、溶連菌感染症、水痘、流行性耳下腺炎などが少流行しています。<岩谷>
4/16 インフルエンザがまた息を吹き返しています。A型およびB型が佐和田中、二宮小、河崎小学校を中心に流行が認められます。その他、RSウイルス感染症、溶連菌感染症、マイコプラズマ、クラミジア感染症、感染性胃腸炎、結膜炎を伴う風邪など、さまざまな感染症が少数ずつ認められます。水痘も1例認められました。<岡崎>
4/9 インフルエンザAは、金井地区、佐和地区を中心に少し残っています。インフルエンザBが出ている学校、園もあります。インフルエンザの情報は新潟大学公衆衛生学教室のホームページ(http://www.med.niigata-u.ac.jp/pub/flu/)もご参照ください。その他、RSウイルス感染症、溶連菌感染症、流行性耳下腺炎、水痘、マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎、感染性胃腸炎などが散発しています。<岩谷>
4/2 インフルエンザAが国仲地区を中心に小流行、二宮小学校、南中学校トキっこ保育園ではB型も認められます。RSウイルス感染症がやや目立ちます。そのほか、クラミジア肺炎、マイコプラズマ肺炎、アデノウイルス感染症、感染性胃腸炎などが散発しています。<岡崎>
3/26 インフルエンザはA型が金井地区の小学校、保育園でまだ流行しています。佐和田地区ではB型のインフルエンザも診断されているようです。島内の流行状況は新潟大学医学部公衆衛生学教室ホームページ(http://www.med.niigata-u.ac.jp/pub/flu/)をご参照ください。一部の保育園ではRSウイルスが流行しており、インフルエンザと同時流行している園もあります。また、溶連菌感染症とインフルエンザが同時流行している園もあります。相川地区ではアデノウイルス感染症が散発しているようですし、金井、新穂、赤泊地区で流行性耳下腺炎も散発しています。<岩谷>
3/18 金井地区でインフルエンザが流行しています。他の地区の流行はほぼ終息しています。金井の一部保育園でRSウイルス感染症の小流行、新穂地区、畑野地区でムンプス、溶連菌感染症が認められます。その他、感染性胃腸炎やインフルエンザ以外の咽頭炎も認められます。花粉症も増加しており、風邪とアレルギーで鼻水が止まらない子どもが増えています。<岡崎>
3/12 インフルエンザの流行は小さくなってきていますが、金井地区の小学校でまだ流行しています。島内の流行状況は、新潟大学公衆衛生学教室のホームページ(http://www.med.niigata-u.ac.jp/pub/flu/)を参照してください。RSウイルス感染症が、一部の保育園で流行しています。小木方面では、水痘のはやっている保育園があります。国中地区の一部の保育園では流行性耳下腺炎の散発が続いています。その他、溶連菌感染症と感染性胃腸炎が散発しています。<岩谷>
3/4 インフルエンザが畑野、真野、両津などまだ一部の地域に残っています。RSウイルス感染症が水津や相川地区で、感染性胃腸炎が両津地区保育園で、溶連菌感染症も散発、その他にも高熱の風邪、咳のひどい風邪もやや目立ちます。金井地区、新穂地区でムンプスの小流行があります。<岡崎>
2/25 インフルエンザは特定の学校や園でまだ散発していますが流行はピークを過ぎた感じがあります。今年、島内でも2種類のA型(新型、香港A)が流行しているようです。再診の流行状況は新潟大学公衆衛生学教室のホームページ(http://www.med.niigata-u.ac.jp/pub/flu/)をご参照ください。RSウイルスが両津地区、畑野地区の一部の園で流行しています。溶連菌感染症も散発。感染性胃腸炎も一部でまた小流行しています。流行性耳下腺炎は新穂地区で小流行しています。<岩谷>
2/19 インフルエンザはやや下火になってまいりました。両津地区でRSウイルス感染症、軽症の感染性胃腸炎、水痘が散発し、新穂地区でおたふくかぜが認められています。インフルエンザ以外のウイルス性上気道炎による発熱も認められています。これまでのところ、脳症など、インフルエンザの重症合併症は認められていません。<岡崎>
2/11 インフルエンザの流行は、小学校、保育園を中心にかなり広がってきました。佐渡島内の流行状況は新潟大学公衆衛生学教室のホームページ(http://www.med.niigata-u.ac.jp/pub/flu/)をご参照ください。ロタウイルス等の感染性胃腸炎が一部で散発しています。一部の園で水痘が(両津地区、相川地区)、一部の学校や園で流行性耳下腺炎が(新穂地区、畑野地区)散発しています。その他、RSウイルス感染症などが散発しています。秋から続いていた溶連菌感染症は少なくなってきました。<岩谷>
2/5 両津地区、新穂地区を中心に本格的なインフルエンザの流行が認められます。両津病院では1/29〜2/4に小児科で87名、内科で38名が診断されました。その他、溶連菌感染症、RSウイルス感染症、感染性胃腸炎が少数ずつ、水痘とおたふくかぜは1〜2名認められています。咳のあるときにはマスクの着用をお願いします。<岡崎>
1/28 インフルエンザが急増しています。小学校での患者数増加が目立ちます。特定の地域ではなく、全島で増えてきているようです。国中地区の一部の保育園ではRSウイルス感染症も流行しています。感染性胃腸炎は、いままで嘔吐が中心のノロウイルス様の流行が主体でしたが、下痢もひどく高熱もでるロタウイルスが保育園児に目立ち始めました。水痘は両津地区の一部の園で増加傾向です。新穂地区の園では流行性耳下腺炎の流行もはじまりました。溶連菌感染症も散発しています。<岩谷>
1/22 加茂小学校、行谷小学校でインフルエンザ流行のきざしがあります。その他、感染性胃腸炎、溶連菌感染症、RSウイルス感染症、水痘も散発しています。感染性胃腸炎では河崎保育園でロタウイルスも検出されています。全島に広がるような感染症の大きな流行はありません。インフルエンザの流行状況にご注意ください。http://www.clg.niigata-u.ac.jp/~pub/flu/sado/sado.htm<岡崎>
1/21 A型のインフルエンザの流行がはじまりました。まだ患者数は多くありませんが、いくつかの学校で患者さんが増え出しています。感染性胃腸炎は、両津地区のいくつかの保育園で流行しています。ノロウイルスのほかに、ロタウイルスの発生も認めます。溶連菌の散発的な発症も続いていますが、保育園によっては患者さんが多くなっています。水痘、流行性耳下腺炎は、少数、まだ発症が続いています。<岩谷>
1/15 インフルエンザはお正月から散発していますが、まだ本格的な流行ではありません。RSウイルスが両津地区の一部の保育園で流行しています。感染性胃腸炎がいくつかの保育園で流行しています。水痘、流行性耳下腺炎の流行は、お正月休みのおかげで落ち着いた感がありますが、まだ一部の保育園では散発しています。溶連菌感染症、アデノウイルス感染症の散発も続いています。<岩谷>
1/8 今年になって、両津地区でインフルエンザAの小児が4名診断されました。いよいよ佐渡でもインフルエンザシーズンに入ったようです。その他、RSウイルス感染症、感染性胃腸炎、溶連菌感染症、おたふくかぜが少数ずつ認められます。赤泊や高千地区には水痘が広がっています。<岡崎>
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