2005年
情報提供
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  • 郡司哲己(長岡市/長岡中央綜合病院)
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レポート
12/27 1:インフルエンザA型が長岡市内○光幼稚園で、持ち込み経路明らかで発症、ただし園内で2次感染が出始めました。2:RSウイルス感染による高熱や喘鳴がまだ流行中です。3:水痘、溶連菌感染症もまだ増加傾向です。4:急性胃腸炎も小集団ごとに小流行があります。現場での検査はできないノロウイルスが大部分ですが見附はアデノ、北長岡地区でロタがいくらか出始めました。<郡司>
12/19 1:引き続き長岡市内と周辺地域で乳幼児に.RSウイルス感染症が流行しています。例年にない流行です。喘鳴、咳、発熱が主症状で,呼吸困難のため入院が必要になるお子さんも多いです。2:ノロウイルスが原因と推定される急性胃腸炎が増加しています。半日から1日の嘔吐で下痢・発熱も半数にあります。3:アデノウイルスによる咽頭結膜熱が再び増加しています。高熱の持続、咽頭痛で10%程度に結膜炎が見られます。4:水痘が保育園によっては小流行しています。5:冬ですがヘルパンギーナがぱらぱらと見られます。2−3日の高熱と口内痛、でのどにアフタができています。<郡司>
12/7 1)長岡市内では川西、北長岡を主に、また見附、三島ではそれ以上にRSウイルスの流行です。乳幼児が高率に喘鳴、呼吸困難をきたして入院が多発しています。2)水痘が急増しています。幼稚園、保育園であちこちで小流行があります。3)ノロウイルスと推定される嘔吐のかぜが一部で再流行しはじめています。これに混じって便にアデノウイルス陽性の胃腸炎が見附などで出始めました。<郡司>
11/2 1:乳幼児にクループ(咳込み、かすれ声、呼吸困難)を起こすパラインフルエンザと推定される感染が増加しています。2:年長児ではマイコプラズマによる肺炎・気管支炎が急増しています。気管支喘息の発作の悪化の誘因にもなっています。3:ノロウイルスかと推定される嘔吐、下痢のカゼが小流行が一部の保育園児で出始めました。4:久しぶりに水痘、ムンプスがともに幼児で増加傾向になりました。<郡司>
8/11 1:8月になり、ほとんどの感染症は少ないです。2:CRP陰性〜弱陽性で白血球減少(±血小板減少)を伴う高熱が3-4日続くウイルス感染症が散発しております。咳、鼻汁は少なく、潜伏期が3−5日あり、また感染率も高率でないので夏のインフルエンザでななさそうですが。3:手足口病、ヘルパンギーナが少し見られます。<郡司>
7/26 1:大きな感染症の流行はありません。2:水痘、溶連菌感染症、ヘルパンギーナ、アデノ咽頭炎が引き続き保育園などの小集団ごとに流行があります。3:まだクループ症候群を起こすカゼ(パラインフルエンザ)も散発しています。<郡司>
7/4 1:長岡とその周辺で全体に感染症は少ないです。2:クループ(犬が吠える咳込み、吸気性喘鳴、呼吸困難)を起こすカゼ(=パラインフルエンザ感染)が乳幼児で急速に増加しています。3:アデノ咽頭炎(プ-ル熱)、水痘、ヘルパンギーナが引き続き比較的多く発生しています。<郡司>
6/24 1:感染症は全体に少ないです。かなり急性胃腸炎(ロタもノロもともに)減少しました。2:溶連菌感染症、アデノ咽頭炎がまだ目立ちます。3:手足口病がぱらぱらと保育園によって小流行です。4:水痘、ムンプスも引き続きぱらぱらと保育園、同胞などで感染、発症があります。<郡司>
6/11 1:アデノ咽頭炎と溶連菌感染症が保育園を中心に流行が続いています。2:ロタ胃腸炎がまだ見附方面を中心に長岡市内でも小流行があります。3:手足口病、ヘルパンギーナはその後も大きな流行にはなっていません。このところ全体に感染症は減少傾向です。<郡司>
5/30 1:まだインフルエンザ発生(大島小学校で先週小流行との家族情報)があります。きちんと検査ができるようになると冬に限らず発症期間が長いことが判明して来ています。2:ロタ胃腸炎と溶連菌感染症、アデノ咽頭炎が引き続き多いです。3:水痘、ムンプスはやや減少。ヘルパンギーナや手足口病はその保育集団で小流行程度でまだ少ないです。<郡司>
5/18 1)インフルエンザはきわめて減少しました。(長岡の才津小学校でインフAが流行との5月13日大塚こども医院の情報)2)アデノ咽頭炎と溶連菌感染症が保育園、幼稚園で小流行があります。3)ロタウイルス胃腸炎(多い)>>ノロウイルス胃腸炎(推定)>>アデノウイルス胃腸炎(少数)で混在して流行中です。4)ムンプス、水痘の発生が続いております。5)今週に今季初の手足口病、ヘルパンギーナが長岡市内の保育園児でありました。いよいよ『夏かぜ』ですか。<郡司>
5/6 1:インフルエンザはわずかな発生があります。(A=B) 2:ロタウイルス腸炎が中規模の流行が保育園、幼稚園で目立ちます。3:ノロウイルス胃腸炎も別に小流行で、家族内で嘔吐が感染発症などみとめます。4:なお(検査してもインフルエンザではない)両親である成人が発熱し2−3日以内で乳幼児に感染し高熱を出す、他のウイルス性と推定される病気が目立ちます。咳、鼻汁を軽度伴います。数日で回復します。<郡司>
4/20 1:インフルエンザがきわめて減少。(ピーク時の1/10以下。)ただし長岡市内では四郎丸小学校で、栃尾市内で成人から家族内乳幼児に感染など、なごりの流行。2:ロタウイルス腸炎が見附を中心に中規模の流行、さらに増加中。3:溶連菌感染症、アデノ咽頭炎、ムンプスもそれなりに目立ちます。<郡司>
4/9 1:インフルエンザが激減しました。もちろんまだ発生はありますので、家族内の発熱では要注意です。2:ロタウイルス胃腸炎が増加しています。脱水症になっての入院が多くなりました。3:ムンプスがゆるやかに増加しています。髄膜炎を合併することがときどきありますが先月末から2名入院あります。4:アデノ咽頭炎、溶連菌感染症もそれなりに発生があります。<郡司>
4/1 1:インフルエンザが一挙に減少しました。もう流行レベルでなくなりつつあります。2:ムンプスと水痘がひきつづきゆっくり増加しております。3:嘔吐のカゼのなかでもとくに白色便になる乳幼児にロタウイルス胃腸炎が急速に増加傾向です。とくに見附市に多く、すでに長岡市内でもいくつかの保育園などで 小流行。患児は5日間(できれば7日)程度は休むのが二次感染予防には望ましいです。<郡司>
3/25 1:インフルエンザが減少傾向ですがいまだ高い流行状況です。B型>A型です。(今後春休みで一気に減少の見通しです♪)2:ムンプスに加えて水痘が増加傾向です。(これも14日間前後の長い潜伏期間ですので保育園でもポツポツという感じでしょう。)3:溶連菌感染症、アデノ咽頭炎、ノロウイルス胃腸炎(疑)もそれなりに発症しています。<郡司>
3/16 1:インフルエンザがB>Aで流行が続きます。やはり今シーズンのピークはこえたようです。2:ロタウイルスによる胃腸炎(嘔吐、黄白色の下痢、発熱が三大症状)が増加傾向です。見附市内と長岡市内では川崎、中島地区で陽性確認しました。3:ムンプスが保育園など小集団ごとに(潜伏期間が14日と長いためもあり)ゆっくり増加しています。<郡司>
3/9 1:インフルエンザがA型とB型が半々で混じりながら流行中です。ここまでの2週間が今シーズンのピークで今週末からいくらか減少傾向になりそうな印象です。2:ムンプスが幼稚園、保育園で増加傾向です。このムンプスの一部で発熱や腫脹の経過が1週間を超えて長い患児が散見されます。3:見附でロタウイルス陽性が出ました。流行はまだありません。4:嘔吐が主の(ノロ)ウイルス性胃腸炎が引き続き発生しています。<郡司>
2/25 1:長岡周辺ではインフルエンザがおそらくこの冬の流行のピーク時期になったと思われます。A型、B型が混在して流行しています。2:嘔吐の胃腸炎(ノロウイルスが主)もまだ散発しています。一部はロタウイルスのようです。3:アデノ咽頭炎、溶連菌感染症ともにまだ多いです。<郡司>
2/15 1:インフルエンザがさらに流行してきました。(規模はまだ小〜中)先週までのB型優位からA型流行の集団や地域が拡大しました。いまや半々でしょう。2:嘔吐の胃腸炎(ノロウイルス)が減少しました。3:溶連菌感染症、アデノ咽頭炎が保育園単位で小流行があります。<郡司>
2/4 1:長岡でもインフルエンザの流行が始まりました。急速に保育園、幼稚園、小学校単位で感染が拡大中です。今年はめずらしくB型が先行して主です。2:アデノ咽頭炎、溶連菌感染症がぱらぱらとめだちます。3:他は全体に感染症は減少しています。<郡司>
1/26 1:まだ大規模なインフルエンザの流行はありません。長岡市内では宮内保育園と宮内小学校でA型発生、明幸幼稚園と希望が丘小学校でB型が発生の情報が得られております。2:嘔吐する急性胃腸炎(ノロウイルス)がまだ発生していますが、再び下火傾向に転じました。3:引き続き乳幼児でゼイゼイと咳き込みを起こすカゼウイルスが流行中です。また、ケンケンと咳き込み、クークーするクループもまだかなり発生しています。(いずれもパラインフルエンザウイルスが想定されます。)4:溶連菌感染症とアデノ咽頭炎も小規模の流行が続いています。<郡司>
1/17 1:まだインフルエンザの流行はありません。2:ノロウイルスによる胃腸炎がまだ流行しています。再び下火にはなってきました。3:溶連菌とアデノウイルス咽頭炎が増加しています。4:乳児に咳と喘鳴をおこすカゼ(RSウイルスではない)がややめだちます。RSウイルスの流行はまだありません。<郡司>
2005
1/5
1:いったん減少したウイルス性胃腸炎が再度流行しています。(ノロウイルスが原因と推定)嘔吐が主体で下痢、発熱を伴うこともあります。2:アデノウイルスによる咽頭炎も増加傾向です。3−5日間発熱が続き、ときに結膜炎を合併。鼻閉がつよいのと、頭痛、腹痛、下痢も多いです。3:水痘、ムンプスがひきつづきぱらぱらと保育園、幼稚園単位で発生が続いております。4:『夏カゼ』であるはずのヘルパンギーナがいくらか目立っております。5:インフルエンザの流行はまだありません。(1月4日、東京の東村山市より帰省の家族で父からインフルエンザが3歳と8ヶ月の二人のこどもに家族内感染しました。いずれもB型インフルエンザ陽性でした。)<郡司>
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