2004年
情報提供
過去の情報
  • 郡司哲己(長岡市/長岡中央綜合病院)
  • 松井俊晴(長岡市/長岡中央綜合病院)
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2003年

レポート
12/26 1:いったん下火になりかけた嘔吐が主の胃腸炎(ノロウイルス)が再増加しております。2:アデノウイルス咽頭炎(=プール熱)が増加しています。抗生剤内服でも続く高熱、のどの痛み、いびき、鼻つまり、下痢が主な症状です。高熱が4-5日間持続します。3:手足口病、ヘルパンギーナ、ムンプスなどが一部の保育園・幼稚園で小流行があります。4:まだインフルエンザ流行ありません。<郡司>
12/9 1:インフルエンザA型が12月9日長岡市千住小で一名検査確認診断されました。他に山本保育園で乳児で先週にインフルエンザの診断があったそうです。ただしまだ流行はありません。2:とにかく嘔吐のカゼ(ノロウイルス=小型球状ウイルス)が爆発的流行です。統計ではこの時期に流行規模は去年以下らしいですが、実感は今年のほうが多い気がします。3:一部の長岡市内保育園で手足口病が小流行しています。<郡司>
11/29 1:その後、インフルエンザが次々と発生との情報はまだ届いておらず、流行は始まっていません。2:ひきつづき嘔吐の胃腸炎が大流行です。(ノロウイルスによる)3:本日RSウイルス陽性の1ヶ月の細気管支炎の双子ちゃんが入院しました。姉が保育園に通園して風邪症状ありでした。長岡市村松町ー石坂地区です。 流行の始まりでしょうか。発熱と喘鳴、咳で乳児に呼吸困難を高い率に起こします。<郡司>
11/23 1:引き続き嘔吐が主なウイルス性胃腸炎が流行しております。(ノロウイルスが検出されはじめました。)2:20日(土)に今期初の母子でインフルエンザA陽性との一報が長岡市内N耳鼻科医院より入りました。孤発では擬陽性もありうるので、他の発症の続報待ちです。3:溶連菌感染症があきらかに増加 しています。<郡司>
11/12 1:嘔吐が主で下痢や高熱(多くは一日のみ)を伴うウイルス性胃腸炎が猛烈に流行し始めました。(おそらく小型球状ウイルス=ノロウイルスによる例年晩秋から流行するものと推定)2:乳幼児の咳、喘鳴を誘発するかぜウイルスが 流行しています。RSではないのでパラインフルエンザかもしれません。3:アデノ咽頭炎、ヘルパンギーナが再度増加 しています。4:ムンプスが引き続き保育園等により発生が続いています。<郡司>
10/21 1:感染性胃腸炎が増加傾向です。(ロタ、アデノウイルス感染ではありません。例年秋に流行が始まるノロウイルスでしょうか。)2:ムンプスも増加しています。3:溶連菌感染症も増加しています。4:マイコプラズマの急性気管支炎/肺炎も引き続き多いのが続いています。<郡司>
10/7 1:大きな感染症の流行はありません。2:マイコプラズマ肺炎・気管支炎がめだちます。ひさしぶりに気管支喘息発作悪化したお子さんのおよそ半数が血液検査をしてみるとこの感染に誘発されています。3:一部の保育園で伝染性紅斑(りんご病)が小流行があります。4:ムンプスが再び増加してきています。<郡司>
9/24 1:いまも全体に大きな感染症の流行はありません。2:秋のライノウイルスによることが推定される鼻汁(+咳)の感冒がいくらか増加したようです。乳児はこれでも発熱しています。3:クループ症候群のカゼ(パラインフルエンザによる)も引き続き小流行しています。3:地域の一部保育園で手足口病が流行しています。4:学童の咳や発熱にマイコプラズマの急性気管支炎や肺炎が引き続き多いです。<郡司>
9/8 1:引き続き大きな感染症の流行はありません。2:クループ症候群(かすれ声、ケンケン咳、息苦しさのあるズーズー、ゼイゼイ)の起こる秋のカゼ(パラインフルエンザウイルス)が少し増加しはじめました。3:乳児がゼイゼイして息苦しくなる喘息性気管支炎をおこすカゼ(RSウイルス)が散発しています。(地域では小流行?)もとは冬のカゼなんですが…。4:手足口病、ヘルパンギーナ、アデノウイルス咽頭炎(=プール熱)という夏カゼの仲間もまだぱらぱらと発生しています。5:ムンプスも小流行が続いています。本日は髄膜炎を合併して幼児が入院しました。<郡司>
8/25 1:アデノ咽頭炎・咽頭結膜熱およびヘルパンギーナの小流行が続きますが、全体に感染症の発生は少ないです。2:手足口病の合併症として無菌性髄膜炎が先週ありました。(重症なタイプではありませんでした。)3:ムンプスがやや増加傾向です。4:マイコプラズマによる肺炎・気管支炎が明らかに増加しています。先週はとくに日頃の2−3倍の人数のマイコ抗体価高値者を記録しました。<郡司>
8/6 1:引き続き大きな感染症の流行はありません。2:咽頭結膜熱(=アデノウイルス咽頭炎)とヘルパンギーナがさらに増加しています。3:水痘とムンプスもめっきり減少しました。4:今週はマイコプラズマ感染症での肺炎/気管支炎が増加傾向です。<郡司>
7/26 1:大きな感染症の流行はひきつづきありません。2:咽頭結膜熱(アデノウイルス咽頭炎とも言いますが、実際は結膜炎もなく、5日間高熱が続く、鼻づまりが目立つ、そんなお子さんが多いでしょう。)がいくつかの保育園で流行。また高熱で口(の奥)が痛いヘルパンギーナも保育園などの乳幼児で流行しています。<郡司>
7/8 1:大きな感染症の流行はありません。2:咽頭結膜熱=アデノウイルス咽頭炎がちらほらと夏風邪のヘルパンギーナ(高熱、咽頭痛、のどにアフタが特徴)が増加傾向です。3:ムンプス、水痘、溶連菌などの発症がめっきり減少しました。また嘔吐、腹痛のウイルス性胃腸炎もほぼ流行がなくなりました。<郡司>
6/23 1:大きな流行はなく、全体には少ないです。2:アデノ咽頭炎(プール熱)が再びやや増加しています。3:他は伝染性紅斑、ムンプスがまだ一定の保育園等で小流行があります。4:ヘルパンギーナ(発熱、口内痛、咽頭部のアフタ)が夏カゼで出始めました。<郡司>
6/14 1:ほとんどの感染症が減り、現在は大きな流行はありません。2:ムンプスとアデノウイルスが目立つ程度でしょう。3:溶連菌も暑さが苦手なので、急速に減少しました。<郡司>
6/4 1:嘔吐下痢症のロタウイルスもノロウイルスも入り交じって流行しましたがピークは去り、かなり減少してきました。2:ムンプス、水痘、アデノ咽頭炎、及び溶連菌感染症が横ばいで多い発生があります。3:伝染性紅斑(=りんご病)が地域ではまだ小規模ですが流行しています。。4:マイコプラズマ肺炎・気管支炎も幼児、小学生を中心に発生が多めに続いています。<郡司>
5/24 1:ロタウイルス感染の流行がようやくおさまりかけです。ある地域の保育園など集団ではまだ発生がありますが。2:引き続きマイコプラズマ感染の急性気管支炎・肺炎が多いです。3:再び溶連菌感染症が多いです。4:伝染性紅斑、ムンプス、水痘がまだ発生続いています。<郡司>
5/6 1:嘔吐、下痢が流行です。保育園単位でのロタウイルス感染の流行もあちこちであります。2:マイコプラズマ感染の急性気管支炎・肺炎が増加しています。3:溶連菌感染症、ムンプス、水痘がまだぱらぱらと発生しています。4:見附市など一部地域で伝染性紅斑(りんご病)がまた増加傾向です。<郡司>
4/20 1:とにかく嘔吐、下痢症が多いです。ロタウイルスが多いようですが、ノロウイルス(=SRSV)も混じって流行しています。2:アデノ咽頭炎、水痘、ムンプスともに減少しています。3:マイコプラズマ気管支炎・肺炎は引き続き多いです。<郡司>
4/12 1:ロタウイルスが急増しました。症状は嘔吐、下痢、(発熱)、白色便です。2:引き続きインフルエンザ(A型もB型)は発生がありません。3:アデノウイルス咽頭炎、溶連菌感染症が流行中です。やや減少傾向でしょう。4:ムンプス、水痘もほそぼそと散発が続いています。5:マイコプラズマ肺炎・気管支炎がやや増加傾向です。<郡司>
4/5 1:インフルエンザB型は春休みのせいもありその後の増加はありません。2:溶連菌感染とアデノウイルス咽頭炎がさらに増加してあきらかに流行しています。3:ロタウイルスによる乳幼児の嘔吐・下痢が流行が始まりました。とくに見附、そちらよりの(北側)長岡市内で。入院医療機関は受け入れがたいへんです。伝染しやすいので隔離個室が必要なことが多いので。<郡司>
3/23 1:腹痛や嘔吐のウイルス性胃腸炎が流行しています。2:水痘、流行性耳下腺炎(ムンプス)が流行しています。3:溶連菌感染症が流行しています。4:アデノウイルスによる咽頭扁桃炎が増加しています。5:伝染性紅斑(りんご病)が増加しています。6:インフルエンザA型はまだときどき見られます。<郡司>
3/15 長岡で麻疹が発生しましたので報告させていただきます。患児は5才の園児(希望が丘のゆうゆう保育園)で、麻疹ワクチン未接種。3月7日夜より発熱、3月9日朝より発疹出現しました。同日夜当院救外受診、翌日当科受診されコプリック(±)。麻疹抗体IgM(-)でしたが、発熱・発疹が続くため、3/12に再検査し、麻疹抗体IgM(+)と本日判明しました。<松井>
3/10 1:インフルエンザが急速に減少しました。もちろんまだ発生はあります。長岡市,見附市,中之島町などでおもに保育園でなごりの流行が見られます。2:再度ウイルス性の嘔吐(下痢)症が流行しています。まだロタやアデノはほとんど検出されません。3:溶連菌感染症およびマイコプラズマ肺炎・気管支炎が増加しています。4:伝染性紅斑(=りんご病)が増加しています。<郡司>
2/26 1:ひきつづき小児の感染症は少ないようです。2:長岡市と周辺でA型インフルエンザが流行しています。あきらかに頭打ちをして減少傾向です。3:ウイルス性の嘔吐下痢症がかなりめだちます。4:水痘、ムンプスもひきつづき少しずつ発生があります。伝染性紅斑(りんご病)がやや増加傾向でしょう。<郡司>
2/16 1:全体に小児の感染症は少なくなったようです。2:引き続き長岡市,栃尾市、見附市,中之島町などでA型インフルエンザが流行しています.横ばいやや減少傾向に入った感じです。3:ウイルス性の嘔吐下痢症、アデノウイルス咽頭炎が再度増加しています。4:水痘、ムンプスも少しずつ発生があります。<郡司>
2/3 1:インフルエンザが流行中です。一面の雪野原、一面のインフルエンザという状況です。長岡市と周辺(見附と栃尾が流行あり)のほとんどすべての幼稚園、保育園、小学校、中学校でインフルエンザ発生があります。まだまだ罹患者は増加傾向です。2:嘔吐・腹痛のウイルス性胃腸炎は激減しました。3:ムンプスが保育園単位でとびとびに発生があります。<郡司>
1/27 1:インフルエンザが流行。小中学校中心に中規模の流行です。一部で学級閉鎖も出ています。2:RSウイルスによる喘息性気管支炎・細気管支炎も再度増加しました。3:嘔吐、腹痛のウイルス性胃腸炎がかなり減りましたがまだ発生めだちます。4:伝染性紅斑、水痘、ムンプスがやや増加しています。<郡司>
1/15 1:インフルエンザはまだ散発状態です。保育園や学校という集団より両親の職場での罹患や外出(とくに人込みへの買い物など)などが感染の契機が多いようです。流行にはいたっていません。長岡市内では前川保育園、川崎小学校、市外では三島、寺泊、栃尾などで患者発生があります。2:引き続きその他の感染症も全体には発生が少ない状態です。そのなかでは嘔吐、腹痛のウイルス性の急性胃腸炎、そして水痘がまだ多いです。3:乳幼児に発熱、咳、喘鳴をおこすRSウイルス感染症が例年より少ないようですが、細気管支炎・喘息性気管支炎で入院が続いています。<郡司>
2004
1/7
1:正月明けで人の接触も減ったあとで、全体に感染症は少ないです。2:若年成人と小児でインフルエンザAが主にBも一部で散発しています。まだ流行レベルになっていません。3:嘔吐、腹痛のノロウイルス胃腸炎がまだかなり多いです。4:水痘がとくに見附市内の園児で増加しているようです。5:長岡市内小学生で手足口病(秋冬型)が発生ありました。流行しないとよいです。脳炎・呼吸不全の重症化がまれにありますので。<郡司>
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