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2002年 |
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レポート |
12/30 |
1)インフルエンザがいよいよ増加です。A型が小千谷側の宮内方面や越路町でまた別経路で三島などで流行。B型が見附、中之島方面とそれに近い北長岡で流行の兆です。2)水痘があきらかに急増しました。3)ウイルス性胃腸炎による発熱、嘔吐(ときに下痢)も再度急増しています。<郡司> |
12/20 |
1:(他の流行地域に本人が出かけていない)インフルエンザA型がついに発生、長岡市上組小学校で。むしろ冬休みになり、流行が拡大しないとよいですね。2:引続きウイルス性胃腸炎、クループのカゼ、RSウイルス感染による乳児の喘息性気管支炎が入り乱れて流行しています。3:一般的感染症では溶連菌感染による咽頭炎が(もともとこの菌は寒さ好きなんですが)明らかに急増しています。4:水痘とムンプスも引続き小規模の発生があります。<郡司> |
12/13 |
1)長岡市内や見附市内の保育園、小学校などでまとめて数名ずつ高熱が発生しています。ただしインフルエンザの確認情報はまだなし。おそらくRSウイルス、アデノウイルスなどでは?(一例内科で長岡市内女性でインフ検査陽性の報告がありましたが、続報無くまだ擬陽性の可能性も。) 2)引続き、ウイルス性胃腸炎による嘔吐、腹痛が増加して流行のきざしがあります。3)他は、RSウイルス、溶連菌感染、手足口病、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑、水痘、ムンプスがぱらぱらぱらと見られます。<郡司> |
12/6 |
1)RSウイルスによる喘息性気管支炎(6ヶ月未満乳児では細気管支炎とも。)が引き続き流行中。2)仮性クループを起こすパラインフルエンザも流行。大人でもなかにはかすれ声の「のど風邪」で症状も。3)マイコプラズマ肺炎が小学生でさらに増加しているようです。4)高熱でインフルエンザの検査をしてもまだ陰性ばかりです。アデノウイルス咽頭炎がむしろ見つかっています。5)嘔吐のカゼ(ウイルス性胃腸炎)もまだ発生が続いています。6)水痘、ムンプスも引き続き発生があります。「五目ごはん」のような感染症流行状態です。(^^)<郡司> |
11/28 |
1)ウイルス性胃腸炎の嘔吐(発熱はあることもないことも、下痢も同様)で2−3日で回復、が再流行しています。小型球状ウイルス(SRSV)が原因と推定されます。2)水痘、ムンプスがすこし増加しています。3)小さな赤ちゃんに苦しい咳とゼイゼイを引き起こすRSウイルス感染が引き続き、流行一歩手前で散発しています。兄、姉の保育園から「お持ち帰り」がほとんどですので、冬はインフルエンザ予防もかねて、お帰りしたら「手洗い」と「うがい」をしてもらいましょうね。<郡司> |
11/15 |
1)乳児にゼイゼイ、咳込み、呼吸困難が起る(半数くらいに発熱も)RSウイルス感染が増加しています。(生後2ヶ月から4ヶ月など、今週にかけて4名、長岡中央総合病院に入院あり。) 2)手足口病、水痘、ムンプスがいずれも発生が増加しています。患児の出た保育園を中心にして小流行程度のようです。3)アデノウイルスにより高熱の続く咽頭炎がひさしぶりに急増中です。<郡司> |
11/8 |
1)長岡市内の無菌性髄膜炎2週前から1週で離れた2ヶ所の保育所で複数(兄弟例含む)発生して、 その後拡大は見せていません。なおお母さんがお一人髄膜炎で当院神経内科で入院されました。2)高熱の上気道炎(カゼ)が増加中です。クループのカゼもまだ発生しています。3)今朝白の保育園などで手足口病が再度流行しています。水痘もちらほらと発生がつづいています。4 )乳児で喘息性気管支炎を高率に起すRSウイルスでの入院例(生後2ヶ月のゼイゼイ、呼吸困難)が今週発生しました。例年より1−2ヶ月早いです。<郡司> |
10/29 |
長岡市内の上除地区の保育園児で無菌性髄膜炎
(=ウイルス性髄膜炎)が発生しました。夏で流行は治まったようでしたが、新たな注意が必要です。頭痛の強い嘔吐、発熱はこれかもしれません。<郡司> |
10/25 |
1)引き続き大きな感染症の流行はないです。小さな流行は、クループの上気道炎、高熱の上気道炎、嘔吐、発熱の急性胃腸炎です。2)一部保育園で水痘の発症がまだ続いております。3)幼児、学童ともに例年よりマイコプラズマによる気管支炎・肺炎が流行が続いております。A:無熱で咳が続く、
B:数日の急な高熱で咳はわずかとふたつのパターンがあるようです。<郡司> |
10/17 |
1)咽頭炎での発熱のカゼが増加中。一部はアデノウイルスですが、どちらかというとその他が多そうです。2)急性胃腸炎も見附などでも引続き散発しています。3)ムンプスが流行の長岡市内の保育園があります。4)鼻カゼ(ライノウイルスなど)咳カゼ(パラインフルエンザウイルスなど)が増加していて、いずれも感染誘発され喘息発作が急増しています。<郡司> |
10/8 |
1)目立った感染症の流行はないままです。2)クループと喘息を起す風邪(パラインフルエンザウイルスの感染)と喘息を起す鼻汁の風邪(ライノウイルスの感染)がある程度増加しています。3)急性胃腸炎が見附、越路などまだ一部で小流行しております。<郡司> |
10/2 |
1)地域で大きな感染の流行はありません。2)クループをおこすのどカゼと嘔吐・腹痛の胃腸炎が
引続きやや目立つくらいでしょう。3)幼児、学童ともにマイコプラズマ感染による気管支炎・肺炎、またそれによる喘息の悪化がこれも引続き目立ちます。高熱のかたも無熱のかたも
あります。<郡司> |
9/25 |
1)おおざっぱには流行の感染症は多くありません。(「柿が赤くなる頃、医者は青くなる」との伝承も。)引続き「鼻カゼ」から咳が増えるパターンがやや目立ちます。2)手足口病、水痘、ムンプスがまたやや増加の傾向のようです。3)ウイルス性胃腸炎は減少傾向です。<郡司> |
9/17 |
1)急性胃腸炎と急性扁桃炎または咽頭炎の発熱で高熱が3−4日続くウイルス感染が一部で流行しています。必ずしもアデノウイルスではないです。2)クループ症候群を誘発するウイルス感染(パラインフルエンザ?例年より早い流行)も小流行です。3)喘息誘発をする鼻風邪(ライノウイルス)が流行し始めました。喘息の秋の好発時期ですが、久しぶりに喘息発作の再発した年長児はこれか、マイコプラズマ肺炎・気管支炎のいずれかがほとんど。<郡司> |
9/9 |
1)引続きウイルス性の胃腸炎が増加傾向です。嘔吐と腹痛が主な症状です。家族内・周囲に感染しやすいです。2)ウイルス性髄膜炎は減少しました。3)その後手足口病の流行は目立たず、伝染性紅斑、水痘、ムンプスなどの発生がわずかに続いております。4)マイコプラズマ感染による気管支炎・肺炎は目立つレベルが持続しています。<郡司> |
9/2 |
1:再び嘔吐が主のウイルス性胃腸炎が軽度増加しています。2:手足口病が一部地域・保育園で小流行しています。3:無菌性髄膜炎が散発で発生、やや宮内周辺地区に多いでしょうか。4:マイコプラズマによる年長児ー乳幼児の肺炎が引続き多いです。<郡司> |
8/26 |
1:手足口病が一部で増加しています。(希望が丘界隈の保育園など)
2:りんご病=伝染性紅斑もやや目立ちます。3:大流行していたヘルパンギーナが減少しました。4:無菌性髄膜炎がまだ散発しています。<郡司> |
8/16 |
1:感染症はおしなべて減少傾向です。ムンプス、水痘もずいぶん減りました。2:無菌性髄膜炎が小流行です。先週1週間での感染症サーベイランス報告が長岡中央病院小児科では8名髄膜炎新入院でした。昨日も1名さらに入院。3:マイコプラズマ肺炎の高熱のある例が増加しています。(例年と違い年長児でも39℃以上の発症が多い印象です。)<郡司> |
8/1 |
1:髄膜炎(無菌性=ウイルス性)が流行のきざしです。本日4名まとめて入院しました。山古志村の小学生、与板町の保育園児、長岡市内の上除の保育園児、小千谷片貝の小学生とてんでんばらばらの発生。つまりは地域全体から発生が増加するかもしれません。もとの夏風邪は周囲に感染するのですが、その中でなりやすい体質(遺伝的)はあります。なんと今日入院した4名のこどものうち2名の父親は、髄膜炎に罹患の既往
があります。2:39ー40度の高熱でインフルエンザABでも、アデノでもないウイルスによる咽頭炎が長岡市内の一部学童で小流行です。比較的元気で回復は2−3日で頭痛や嘔吐はないようです。友人間で感染したエピソードが多いです。<郡司> |
7/29 |
1:無菌性髄膜炎は7月25日(木)にはさらに二名が長岡中央病院
に入院。豊田小学校、学校町の住いの園児と別の集団から。さいわい学校と幼稚園は夏休みで流行が拡大を防止できていそう。2:先週も新たに麻疹が長岡市黒条地区の保育園でも1名。(医療機関での二次感染らしい。)ワクチン既接種者の見附と和島村(見附の医療機関での感染?)で二名を確認。3:発熱、頭痛、嘔吐の3―4日症状がとれないかぜ(ウイルス性胃腸炎または咽頭炎)の流行がまだ続きます。4:ヘルパンギーナが多く、他に手足口病、伝染性紅斑、水痘、ムンプスも比較的少数ながら発生が続いています。<郡司> |
7/22 |
1:やはり無菌性髄膜炎(夏かぜのウイルスでなる)の流行が始まりました。7月21日(日)にはさらに二名が新たに長岡中央病院に入院。宮内の某保育園、川崎小学校と別の集団です。2:発熱、頭痛、嘔吐の3―4日症状がとれないかぜ
(ウイルス性胃腸炎または咽頭炎)の流行が続きます。3:ヘルパンギーナが目立ちます。1-2日の高熱と咽頭に小潰瘍ができて、「のどが痛い」と言います。4:水痘、ムンプスも保育園などで感染が起り(いずれも
感染から発症まで2週間の潜伏期間)少しですが、発生が続いています。<郡司> |
7/19 |
例年よりいくらか遅いですが、無菌性髄膜炎の典型例が発生しました。発熱3−4日目に頭痛と嘔吐の長岡市内の4歳児です。エコーウイルスなどは流行が多いので、地域的にも今後の発生には要注意です。<郡司> |
7/17 |
1)麻疹が先週に長岡で見附でも発生しました。ぜひ麻疹ワクチンをうけましょう。麻疹患者と接触したらガンマグロブリン注射で発病予防しましょう。2)高熱(3−4日)と嘔吐と頭痛のある夏かぜが小流行しています。白血球数増加なく、CRPも陰性、扁桃発赤はあるが白苔はないなどでアデノウイルス咽頭炎とは異なるようです。アデノウイルス検査も陰性です。3)ヘルパンギーナ>伝染性紅斑>手足口病の頻度順で小流行はありますが、大きな流行にはなっていません。<郡司> |
7/4 |
1)引続きまだウイルス性の胃腸炎で 嘔吐(+下痢・発熱)のカゼが流行中です。なお感染病原体は小型球状ウイルス(SRSV)と推定されていましたが、そのなかのノーウォークウイルスの分離が県の施設から報告があったということです。(サーベイランス定点の大塚こども医院情報)
2)ヘルパンギーナ、手足口病、水痘などがこじんまりと流行しています。<郡司> |
6/28 |
1)引続きウイルス性胃腸炎(ロタウイルスの占める割合は少ない)が流行中です。数日嘔吐・腹痛がとれないことも多いです。発熱もかなり高率です。2)インフルエンザBの確認されたのは今週は越路町。またその近隣の某保育園では麻疹の発生が6月上旬&中旬とあったようです。また見附市今町の某保育園でも今週麻疹患者発生の情報がありました。こわい病気ですので、積極的に麻疹ワクチンを受けましょう。3)ヘルパンギーナがやはり増加してきています。手足口病、水痘、ムンプスは散発程度です。
<郡司> |
6/21 |
1:嘔吐が主なかぜが大流行しております。県内他の地域の10倍くらいの頻度のようです。発熱、下痢を伴うものも多く、大半は数日は症状が続きます。このなかの一部だけがロタウイルスで大部分はその他のウイルスです。2:水痘、ムンプス、へルパンギーナが小流行です。<郡司> |
6/12 |
1)麻疹散発の続報がしばし途絶えたようですが、潜伏期間が長いので本当に感染が中絶されたかはもうすこし要注意でしょう。2)水痘、溶連菌、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑が増加しています。とくに夏かぜのヘルパンギーナはこれからさらに増加が予想されます。3)ロタウイルス胃腸炎が増加しています。4)インフルエンザはかなり減少。ただし栃尾など一部地域ではまだ発生中。<郡司> |
6/5 |
1:麻疹が中越地区で発生が拡大しております。発熱の前後の(病名が判明する前の)2−3日がもっとも感染しやすいとされます。この時期に保育園や医療機関で感染するのです。ぜひ早期に麻疹ワクチンを接種しましょう。麻疹患児と接触したらガンマグロブリン注射で発症予防という打つ手もあります。2:伝染性紅斑・ヘルパンギーナがやや増加しました。3:水痘の発生も続いております。4:インフルエンザB型はようやく減少して終焉に向ったようです。まだ与板、三島、寺泊、越路の小・中学校の一部で発生があるようです。5:ロタウイルスが増加しています。もともと「冬の吐く下痢かぜ」でしたが、季節は関係なしです。<郡司> |
5/24 |
1)患者数は多数でないものの、麻疹の感染が一部で拡大しているようです。潜伏期間10日間(8−14日間)で現在第3波の患者発生中のようです。麻疹ワクチンを早期に受けて積極的予防対策をはかりましょう。もし麻疹患児と接触があっても48時間以内なら、緊急の麻疹ワクチン接種で発病予防ができます。2)インフルエンザBもいくらか下火になってきました。3)ウイルス性嘔吐下痢症、アデノウイルス咽頭炎がまだしぶとく発生しております。4)伝染性紅斑が北長岡で小流行しています。5)昨年から引続きマイコプラズマによる肺炎・気管支炎が当院でのモニターリングで確実に例年の2倍は発生、流行が続いています。<郡司> |
5/17 |
1:インフルエンザがまだB型中心に小・中学校で流行があります。市内では柿小、市外では見附、栃尾、与板、出雲崎など。2:先週麻疹が川崎の某保育園児に発症、市内の某病院で麻疹患者の散発があり、二次感染が懸念されます。
3:その後無菌性髄膜炎の発生は続きません。4:ロタウイルス胃腸炎とそれ以外のウイルス性胃腸炎が小流行しております。<郡司> |
5/9 |
1:まだインフルエンザが発生が続いています。ほとんどB型です。見附、栃尾、与板などにめだつでしょうか。長岡市内でもまだ川崎などで。2:インフ、アデノではないウイルス感染で40℃の高熱になるウイルス感染同胞例などが散見されます。(潜伏期間は3日間前後、咳から肺炎・気管支炎あり)3:アデノウイルス咽頭炎、溶連菌感染症、マイコプラズマ肺炎・気管支炎、ムンプス、水痘と多彩に(少数ですが)発生が続いております。4:ロタウイルス胃腸炎が少し増加した印象があります。5:気候のせいで初夏に流行型のパラインフルエンザと推定される仮性クループ(犬吠え咳、かすれ声、吸気性喘鳴)が散発し始めました。<郡司> |
5/2 |
1:はやばやと無菌性髄膜炎一例目が 出ました。見附の小学生です。ムンプスではないようですが。続報があるかどうか?でこの症例が夏流行の先駆けかどうか判明しますね。2:インフルエンザがやはりB型>>A型で
長岡、見附・中ノ島、出雲崎などで小学校中心に小規模ですが流行が続いています。3:他はムンプス、水痘、アデノウイルス咽頭炎が発生が見られております。<郡司> |
4/22 |
1:インフルエンザがAまたはBが(B>A)少し発生が続いています。長岡市川崎地区と、見附市で
目立ちます。2:水痘と伝染性紅斑と溶連菌感染症がちらほら、大きな感染症は流行がありません。<郡司> |
4/11 |
1:インフルエンザがB型を主にすこし発生が続いていますが、規模は流行期の1割以下でしょう。2:ムンプスが少し見られます。3:他県からの麻疹の持込み感染が散発しましたがもうすこし続発に注意が必要かもしれません。麻疹ワクチン未接種児の咳のある発熱には注意です。<郡司> |
4/4 |
1:やはり春休みで集団が分散され一気にインフルエンザが減りました。2:ムンプスがほそぼそと発生しています。3:嘔吐の胃腸炎がまだすこしあります。全体にのどかな春をむかえましたね。<郡司> |
3/27 |
1:インフルエンザがやや減少していますが、引続きA型2種類とB型の計3種類がほぼ同時期に混在して流行しています。今年はめずらしい流行パターンです。成人用抗ウイルス薬の「タミフル」(薬剤製品名)が小児でも使ってよいという情報が出たので、今後は使用してまいりましょう。
2:嘔吐のかぜ(ウイルス性胃腸炎)と溶連菌感染症が少し目立つくらいで、ほとんど他の流行はありません。3:感染はしませんが「(スギ)花粉症」が大流行がはじまり、
この地域では毎年5月連休明けまで続きます。(^^)<郡司> |
3/14 |
1:インフルエンザがA型今シーズン二回罹患がさらに目立ち始めました。インフによる熱性けいれんの救急診療が多いです。県内では患者発生増加中ですが、長岡とその周辺ではいくらか減少傾向。2:マイコプラズマ肺炎・気管支炎以外は他の病気はほとんど流行がありません。<郡司> |
3/9 |
1:インフルエンザが県内一斉に大流行で、長岡周辺ではピークをわずか過ぎた感じですがいかがでしょうか。A型で一過性の筋炎(下肢の筋肉痛、歩行困難の訴え)が一例ありました。なお鼻汁の検査でA型陽性が二回の場合は香港型、ソ連型と別株に感染したものでしょう。(それぞれ
分離されています。B型も分離と県の報告も昨日ありました。つまり三回かかることもまれにあります。)
2:水痘、ムンプスは下火です。「インターフェロン効果」も
あるでしょうか。<郡司> |
2/28 |
1:引続き長岡周辺各地でインフルエンザが流行しています。大部分はA型です。抗ウイルス剤が無効で自然経過も
あります。4日目に解熱して再度5日、6日と発熱し、やっと解熱する「二峰性発熱パターンが幼児ではよくあります。2:アデノウイルス咽頭炎、溶連菌感染症が入り混じって
インフルエンザ検査陰性の高熱はこれらもあります。<郡司> |
2/21 |
1:インフルエンザが引続き流行しています。小児に続いて保護者家族の成人でも、ぼちぼち流行があるようです。やはりA型が主で、B型が一部混じっているようです。でもこの保育所ではB型だけみたいな流行はなくて、A型だけ流行またはA型とB型が混合して流行のパターンの
ようです。 2:引続き水痘、ムンプス、アデノ咽頭炎、手足口病がすこし発生しています。<郡司> |
2/15 |
1:インフルエンザの中規模流行が続いております。A型が主で一部にB型が混在のもようです。
2:ムンプス、水痘、嘔吐のかぜ(=ウイルス性胃腸炎)
がこれは小規模で発生が続いております。3:マイコプラズマ肺炎・気管支炎が咳がつづく幼児や小中学生にかなり多いです。発熱のない方が半数以上です。注意:インフルエンザで咳が増加して4日目以後の再発熱では、肺炎合併が多いので気をつけて、医療機関を再診しましょうね。<郡司> |
2/7 |
1:長岡市ではインフルエンザの中規模の流行が、やはり保育所・小学校・中学校という集団内で
起っています。(別項インフ地域情報も参照ください。)
2:見附では手足口病がちらほらとあります。「エンテロ71ウイルスの脳炎・肺水腫例などが出ないとよいのですが」とは、小児科医師間での会話。3:まだ嘔吐のかぜ(小型球状ウイルスによると推定される)、水痘、アデノウイルス咽頭炎(ときに結膜炎)が少し発生が続いております。<郡司> |
1/31 |
1 インフルエンザはまだ流行は小規模で、宮内、千手、
栖吉、新町地区は長岡市内では検査で確認されました。
いずれもA型。保育所、小・中学校単位で流行があります。
市外では見附市内と越路町、三島町(この2ヶ所は学級閉鎖
あり)で報告あります。 2 アデノウイルス咽頭炎(ときに結膜炎)が再度やや増加と
ロタウイルス胃腸炎がこれもやや増加です。
3 水痘もゆるやかな発生が続いています。
基本的にはまだ大きな感染症の流行はありません。<郡司> |
1/26 |
25日夕刻健康対策課よりファクスが入稿、1月10日に提出した1歳11ヶ月の男児の咽頭ぬぐい液から、インフルエンザAソ連型(ニューカレドニア株)が検出されたとの速報がありました。この株は今年度のワクチンに使用されています。なお、1月24日(木)に三島郡の中学校でインフルエンザによるとみられる集団発生で学級閉鎖の報告も載っていました。宮内保育所からは昨日2名、本日2名のインフルエンザ患児が来院、ラピッドビューインフルエンザA/Bで陽性、検体を提出しました。園児の半数が休んでいるクラスもあるようです。太田先生の情報では青葉台地区からも患者さんが発生しているようです。既に郡司先生が報告されてますが、当院でも昨日第1号のロタウイルス性腸炎が発生しました。これから増加すると思われます。<大塚> |
千手地区の保育所でインフルエンザ発生したようです。1例は1月23日初診、1歳
9ヶ月、40度C。鼻汁、嘔吐数回、下痢1回、食思不振で初診。インフルA−B−ク
イックでA(+)。その後音沙汰なし、何処かで点滴中と思っています。本日25日同じ保育所から二名来院、1人は1歳6ヶ月、38度C。鼻汁、軟便,眼脂、流涙あり、ディレクティジェンFluAで(+)。今1人は2歳3ヶ月、昨日より38,5度C〜39,9度C、鼻汁あり、食思不振(+-)。ディレクティジェン
FluAで(+)。3例ともシンメトレル投与しました。3例とも咳の訴えがなかったです。< 田中健一> |
1/25 |
本日の外来で、長岡市宮内地区の保育所・宮内中学校にて多数の病欠ありとの情報が、外来保護者からもたらされました。インフルエンザの流行開始です。(本日受診患児=宮内の保育園児はA型インフルエンザでした。)<郡司> |
1/24 |
1:インフルエンザはまだ流行はありません。当科では今日外来で見附の4歳児、昨夜は長岡市宮栄の3才児とポツポツ。(まだ今シーズンで3名です。)また太田こどもクリニックで初患者の報告もありました。なお成人で長岡市内の高木内科より1名報告がありました。これから流行でしょうか??手洗、うがいを励行
いたしましょう。今からでもまだワクチンを注射して、まにあえばよろしいでしょう。1月に打ってもオーケーです。
2:嘔吐・腹痛のウイルスのかぜ(胃腸炎)が少し。市内のあちこちと、栃尾の保育所で小流行あります。3:地域周辺ですが、出雲崎から夜間に嘔吐、脱水で排尿がないと初診し、緊急入院した2才(BUN33↑と重症脱水)の便からロタウイルスが陽性でした。発熱・嘔吐・下痢(大半が黄白色便)が3大症状です。<郡司> |
1/18 |
1:見附でも17日にインフルエンザA型が一名
出ました(はしもと小児科)。まだ流行はしていません。
どうなりますか?潜伏期間は24−48時間です。2:嘔吐。腹痛。下痢のウイルス胃腸炎がゆるやかに
再度増加しています。他の感染症が全くないので目立つのかもしれませんが。3:水痘がすこし発生が続いています。以上感染症の流行はほとんどない状況が年明けから今週も続いております。<郡司> |
1/11 |
(追加速報です)1月11日に大塚こども医院で
第1号のインフルエンザの1歳児受診。(もとの感染は柏崎かららしいとの情報も)<郡司> |
1/10 |
1:一部中之島、見附周辺で麻疹が数名発生。成人が年末に移動して他の地方から「お持ち帰り」でワクチン接種してないこどもに感染しているようです。流行しないように、くい止め
たいところですね。2:他はRSウイルスもやや下火で、感染症は少ないです。3:水痘が地道にわるさをしています。保育所単位で流行が続いています。(感染発症までの潜伏期は14日間ですからね。)
4:まだインフルエンザは検出していません。インフルエンザでもアデノでもない謎の「その他多勢組のかぜウイルス」による高熱、(あまり咳はなし。)
が小流行。3−4日間高熱が出てなおります。<郡司> |
1/4 |
1:通常のかぜ(感冒)の発熱、鼻汁、咳などがやや流行しています。インフルエン
ザはまだ発生していません。 2:水痘の流行があいかわず続けています。
3:手足口病も少し発生が続いています。
全体に感染症は一時的に減少。これは通園・通学がお休みで、集団での伝播が減るた
めでしょうね。例年のことです。<郡司> |