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更新日 2018/9/6

流行状況 インフルエンザ 解説・Q&A ライブラリー

|新潟県感染症情報参考
 新潟県感染症情報
 週報速報版 平成30年第35週:8月27日から9月2日まで

参考 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」の改正による
感染症発生動向調査事業の変更点について
1 法改正の趣旨
 本年、アジアを中心とした世界各国で流行したSARSをはじめとした海外における感染症の発生状況、国際交流の活発化等の状況を踏まえ、国内への病原体の侵入を防止するための検疫体制の強化、緊急時における国内感染症対策の強化、ウエストナイル熱やトリ型インフルエンザ等の動物由来感染症対策の強化等、総合的な感染症予防対策の推進を図るものです。

2 法改正時期
  平成15年10月16日に公布され、同年11月5日に施行されました。
  感染症発生動向調査事業についても、平成15年11月5日より実施することとなりました。法改正により新たに同事業の対象疾患が追加されていますが、医療機関等への周知に時間が必要であることから、実際に新規対象疾患の届出が実施されるには一定の期間が必要となります。医療機関等関係機関には、後日、届出様式、届出基準等を送付いたします。

3 対象疾患の新類型
(1)1類感染症に、「SARS」及び「痘そう(天然痘)」が追加されました。
(2)現行の4類感染症は、媒介動物の輸入規制、消毒、ねずみ等の駆除、物件に係る措置を講 ずることができる新4類感染症(全数)と、従来どおり発生動向調査のみを行う新5類感染症(全数・定点)に分けることとされました。

1類 エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱
追加・・・SARS、天然痘

2類 急性灰白髄炎、コレラ、細菌性赤痢、ジフテリア、腸チフス、パラチフス
3類 腸管出血性大腸菌感染症
新4類 ウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む)、エキノコックス症、黄熱、オウム病、回帰熱、Q熱、狂犬病、コクシジオイデス症、腎症候性出血熱、炭疽、ツツガムシ病、デング熱、日本紅斑熱、日本脳炎、ハンタウイルス肺症候群、Bウイルス病、ブルセラ症、発疹チフス、マラリア、ライム病、レジオネラ症
追加・・・急性A型ウイルス肝炎、急性E型ウイルス肝炎、高病原性トリ型インフルエンザ、サル痘、ニパウイルス感染症、野兎病、リッサウイルス感染症、レプトスピラ症
変更・・・ボツリヌス症(「乳児ボツリヌス症(4類全数)」を変更)

新5類 (全数)アメーバ赤痢、急性ウイルス肝炎(A型及びE型を除く)、クリプトスポリジウム症、クロイツフェルト・ヤコブ病、劇症型溶血性レンサ球菌感染症、後天性免疫不全症候群、ジアルジア症、髄膜炎菌性髄膜炎、先天性風疹症候群、梅毒、破傷風、バンコマイシン耐性腸球菌感染症
(定点)咽頭結膜熱、インフルエンザ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、急性出血性結膜炎、クラミジア肺炎(オウム病を除く)、細菌性髄膜炎、水痘、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、成人麻疹、手足口病、伝染性紅斑、突発性発疹、百日咳、風疹、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、ヘルパンギーナ、マイコプラズマ肺炎、麻疹(成人麻疹を除く)、無菌性髄膜炎、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症、薬剤耐性緑膿菌感染症、流行性角結膜炎、流行性耳下腺炎、淋菌感染症追加・・・バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症(全数)、RSウイルス感染症(定点)
変更・・・尖圭コンジローマ(定点)(「尖形コンジローム」から変更)、急性脳炎(定点把握から全数把握に変更)

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