Q |
感染症情報が始まりましたが、かぜの流行を教えてくれるの? |
A |
そうです。かぜといっても、原因は様々で、ウイルスや細菌などが体にわるさをします。かぜの多くはウイルス感染が原因ですが、ウイルスは主に人から人へ伝染します。抵抗力が弱く免疫のない小児は、ウイルスにとってはかっこうの標的になってしまいます。この感染症情報では、小児の間で流行しやすく、また発症した場合、注意を必要とする病気をとりあげていきます。 |
Q |
どんな病気が対象となりますか? |
A |
厚生省が感染症サーベイランスの対象としている以下の病気の情報を提供したいと思います。インフルエンザ、咽頭結膜熱、溶連菌感染症、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発疹、百日咳、風疹、ヘルパンギーナ、麻疹、流行性耳下腺炎、急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎、急性脳炎、髄膜炎、マイコプラズマ肺炎などです。聞きなれない病気もあるかと思いますが、流行時、そのつど解説していきたいと思っております。 |
Q |
感染症情報では、新潟県の地域別の報告があります。そのわけは? |
A |
伝染性の病気では、原因となる病原体の特徴により、急速に伝染し、短期間に広く大流行するものもあれば、逆にゆっくりと小さな流行で終わるものもあります。たとえば、インフルエンザは、ある地域で流行すると、あっというまに隣の地域に波及します。一方、細菌感染である溶連菌感染症は、小集団で流行し地域限定の伝染病でおわることが多いようです。お住まいの地域情報に耳をすましてくださいませ。地域感染情報のコーナーは、各地域の小児科医が担当しております。 |
Q |
感染症情報は、どう活用すればよいのでしょう? |
A |
感染症には予防可能な病気も少なくありません。たとえば、麻疹(はしか)ですが、免疫のない子供さんがかかってしまうと大変ですよね。はしかの流行を聞いたとき、早めに予防接種をうけて子供さんをはしかからまもる事ができます。また、インフルエンザの流行を知っていれば、このお熱いつもの風邪じゃないなと考えることもできますし、赤ちゃんの人ごみへの外出をひかえるなど注意をしていれば、インフルエンザにかからなくてすむわけです。それから、溶連菌感染症ですが、これは初期症状は熱だけのこともあり、かぜと思って様子を見ていると発疹がでてきて、これは何?。こんな時、地域の流行状況が役立ち早めの受診、治療にむすびつきます。感染症情報では、流行疾患の解説とともに予防法、対策について随時情報提供させていただきます。 |