2002年
レポート
12/17 (三条地区):今週に入ってからインフルエンザが出ました。16日に直江町の中学生女子が、17日に栗林の17歳男性が、それぞれキャピリアA(+)でした。いずれも39〜40度台の高熱あり。咳・鼻水は軽微。他には、伝染性紅斑(りんご病)と水痘の小流行が続いています。<斎藤>
11/26 (加茂地区):■マイコプラズマ肺炎が、西加茂地区、須田地区に流行しています。保育園児、小学生が多いです。三条市、村松町にも広がっているようです。マクロライド系抗生剤の内服と安静で在宅治療を しています。■吐き下しを伴う感染性胃腸炎がおおいです。赤ちゃんから大人まで広く罹患しています。白色便性下痢はありません。<五十嵐>
11/21 (三条地区):マイコプラズマ感染による気管支炎、肺炎が学童だけでなく乳幼児にも見られます。また寒くなって嘔吐から下痢する感染性の腸炎が多くなってきました。一部の保育園で溶連菌感染症も見られます。<千葉>
11/12 (加茂地区):加茂市は、10月下旬から溶連菌感染症がはやり始めました。水痘、ムンプスが保育所を中心に小流行中です。マイコプラズマ肺炎は、下条、須田地区で保育園、小学校を中心に流行が続いています。<五十嵐>
10/10 (三条地区):季節でしょうか、喘息の児が悪いです。9月下旬から1〜2ヶ月乳児の 無菌性髄膜炎が3名入院しています。<千葉>
10/2 (加茂地区):マイコプラズマ肺炎が7月、8月に加茂市石川小、下条小校下に小流行しました。最近は須田小校下に移りました。特に須田保育園で同じクラスの2名が肺炎になりました。隣接する白根市新田小の9歳女児も肺炎になり外来観察中です。村松町の1歳児が百日咳のようです。(三混未接種)白血球数27000、リンパ球85%。CRP0.8mg/dl。喘息発作が多くなりました。十分な予防的治療が必要です。マラソン大会の練習で咳き込む子が多いです。EIA対策が必要ですね。<五十嵐>
9/24 (三条地区):稲刈りも終わりに近づいて、少し喘息児が増えてきたようです。また、朝晩の冷え込みに比例して咳・鼻水といった感冒症状が増えてきました。マイコプラズマ感染症、おたふくかぜ、水痘も少し見られます。全体的には感染症はおちついています。<斎藤>
8/15 (加茂地区):ヘルパンギーナ、手足口病が時々みられます。感染性胃腸炎も少なくなりましたがみられます。あせもや湿疹からとびひになる子が多いです。マイコプラズマ肺炎が小学生低学年を中心に流行しています。一般状態が良い子は外来で治療しています。<五十嵐>
7/24 (三条地区):加茂市の小学生が無菌性髄膜炎で入院しました。肝機能異常を伴ったマイコプラズマ肺炎もいます。外来では、発熱の児と嘔吐・下痢の児が多いです。<千葉>
7/22 (加茂地区):7月に入ってから、マイコプラズマ肺炎が多発しています。発熱38度から39度台。2、3日後に咳が出てきます。白血球数は 10000以下、CRPは2から5mg/dl程度です。年齢は5から10歳の間です。家族内感染もあるようです。マイコプラズマ抗体(HDPA)でも発病後10日以上経たないと上昇しないようです。<五十嵐>
7/10 (三条地区):今年一例目の無菌性髄膜炎は燕市小池の小学生です。外来では嘔吐を伴う感染性腸炎の児が多いです。ヘルパンギーナも増えてきました。<千葉>
6/27 (加茂地区):6月は感染症が少なかったようです。感染性胃腸炎による吐き下しが比較的多いです。ヘルパンギーナが時々。ムンプスもほぼ終息しました。兄弟、父がマイコプラズマ肺炎になった家族がいました。<五十嵐>
6/18 (三条地区):先週からマイコプラズマ肺炎の児が入院しています。年長から学童です。ロタウイルスの下痢症以外にも白色便を呈する感染性の嘔吐下痢症が多く、尿中ケトン陽性で外来点滴をする児も多いです。<千葉>
6/13 (加茂地区):6月上旬は、発熱をともなう吐き下しがやや多いです。ヘルパンギーナも多く なりました。水痘が某保育園で流行しています。マイコプラズマ肺炎の7歳児が外来治療中です。全般的に感染症は少ないです。<五十嵐>
5/29 (加茂地区):5月中旬から下旬では、水痘が保育園児を中心に流行しています。おたふくが散見されます。伝染性紅斑も時々みられます。咽頭発赤と口内炎を伴う高熱患者が多いです。夏風邪ウイルスのようです。麻疹患者が5月14日に発生しましたが、5月29日現在で新たな感染者はありません。患者は2歳男児、ワクチン未接種でした。麻疹ワクチンは1歳の誕生日がすぎたら直ぐに受けていただきたいとおもいます。<五十嵐>
5/20 (三条地区):19日の日曜救急当番日は、嘔吐で始まり、遅れて発熱する感染性腸炎の児が少し多かったです。大きい児は腹痛が強く、乳児はロタウイルスを疑わせる様な白色の下痢症状が強いようでした。その中に8歳の男児は右下腹部痛が強くなり本日の腹部CTにて急性虫垂炎でした。入院では気管支喘息の児が悪く、酸素テントの中です。また下田村のムンプス髄膜炎の児が1人入院中です。<千葉>
5/10 (加茂地区):4月29日から5月5日まで。溶連菌感染症1名(7歳)、感染性胃腸炎14名(2から10歳)、伝染性紅斑1名(6歳)、流行性耳下腺炎3名(3、12、17歳)、インフルエンザB型2名(13歳、19歳)。流行性耳下腺炎に罹患した12歳男児は、睾丸炎と髄膜炎を合併し、入院中です。<五十嵐>
4/18 (加茂地区) 4月に入ってからは、インフルエンザが急激に減少し、他の感染症もほとんどない状態です。4月1日から14日まで:溶連菌感染症5名、突発性発疹2名、流行性耳下腺炎6名、伝染性紅斑1名、 インフルエンザ27名。<五十嵐>
4/4 (三条地区):3月に猛威をふるったインフルエンザもようやく終息した感がありますが、、フルBの疑われる小中学生が時折みられます。他は、水痘、ムンプス、咳の強いマイコプラズマ感染症が少し見られる程度です。<斎藤>
3/4 (加茂地区)2月下旬〜3月2日:インフルエンザで高熱をだす子どもが多くなりました。病初期に嘔吐、腹痛などを伴うことも多いです。その後咳が多くなります。感染性胃腸炎は少なくなり、水痘、ムンプスも週に1、2名 程度です。スギ花粉症でくしゃみ、鼻水、喉の痛み、目のかゆみを訴えるひとが多くなりました。<五十嵐>
2/22 (加茂地区)2月11日〜17日:溶連菌感染症、4名(4歳、14歳、大人2名)。感染性胃腸炎、11名(2歳から15歳)。手足口病、2名(1歳、2歳)。突発性発疹、2名(8ヶ月、11ヶ月)。ムンプス、5名(4から9歳)。インフルエンザ、12名(1歳から15歳)、全例A型でした。<五十嵐>
2/18 (三条地区)14日頃よりインフルエンザ陽性例が増えてきました。ほかにはアデノウイルスの扁桃炎や6ヶ月以下の乳児のRSウイルスの細気管支炎が入院しています。水痘や溶連菌感染症はポツポツです。<千葉>
2/14 (加茂地区)2月4日〜2月10日:溶連菌感染症が12名(5歳から15歳)。感染性胃腸炎が18名(1歳から15歳)。水痘が3名(3、4歳)。手足口病が5名(2、4、5歳)。伝染性紅斑が1名(4歳)。突発性発疹が2名(11ヶ月、1歳)。ムンプスが2名(3歳、9歳)。インフルエンザは9名(1から5歳)、流行というほどではないが、毎日 2、3名診られます。はっきりB型と 判定できたものは2名でした。<五十嵐>
2/7 (加茂地区)1月28日〜2月3日:溶連菌感染症が14名(3歳から15歳)。感染性胃腸炎が13名(0歳から15歳)。水痘が1名(5歳)。伝染性紅斑が1名(5歳)。ムンプスが3名(3、5、6歳)。インフルエンザが3名(6、9、13歳)。<五十嵐>
1/31 (加茂地区)1月21日〜27日: 溶連菌感染症が6名(5から8歳)。感染性胃腸炎が14名1歳から15歳)。水痘が2名(1、4歳)。手足口病が1名(1歳)。突発性発疹が3名(6ヶ月、1歳)。インフルエンザ0名。症状の軽い吐き下しと溶連菌感染症が時々見られる程度です。インフルエンザが たいして流行せずに終息するでしょうか。<五十嵐>
1/25 (三条地区):溶連菌感染症がポツポツみられ、嘔吐する感染性腸炎とロタウイルスによる白色便性下痢症が多いようです。まだインフルエンザはいません。<千葉>
1/24 (加茂地区)1月14日〜20日:溶連菌感染症9名(5から9歳)。感染性胃腸炎11名(全年齢)。水痘1名(4歳)。手足口病3名(0,2,4歳)。流行性耳下腺炎2名(4,6歳)。インフルエンザ3名(1、4歳)。外来の感染症は下火です。<五十嵐>
1/15 (加茂地区)15日、午前の外来でインフルエンザAが確認されました。4歳男児、白根市庄瀬の小林保育園。 兄が13日に当番医(白根市、W耳鼻科) にてインフルエンザA陽性といわれたそうです。それで、今回デンカのクイック ABで検査しました。この兄弟はインフルエンザワクチンは接種していません(過去に一度も接種してないようです)。両親は職場で接種済み。<五十嵐>
1/12 (加茂地区)1月1日〜6日:◎溶連菌感染症 1名(12歳以上) ◎感染性胃腸炎 7名(1歳から10歳) ◎水痘 6名(1,4,5歳) ◎ムンプス 3名(5,6,8歳) ※加茂市の須田保育園(私が園医)では、94名中18名がムンプスになり、現在でも流行中です。髄膜炎はなし。<五十嵐>