2002年
レポート
12/25 12月16日−24日:嘔吐下痢症、溶連菌感染症、水痘が小流行中です。乳幼児のCRP低値の肺炎も散見されます。24日、当院かかりつけの子どもの28歳の母親が高熱、咽頭痛、関節痛、咳で受診、インフルクイックでA陽性でした。子どもはインフルエンザワクチン接種済で元気です。他にも小児を何例か検索してみましたが、いずれも陰性でした。<中野>
12/16 12月9−15日:嘔吐下痢症はやや減少傾向にあり、再び肺炎が増えてきました。他の症状の乏しい発熱のみの患者も結構見られます。溶連菌性咽頭炎、水痘、おたふくかぜも散見されます。全体としてはやや落ち着いてきました。<中野>
12/10 12月2日−8日:感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)はやや減ってはいるもののなお多数来院しています。肺炎もまだかなり見られます。溶連菌感染症が1日1−2例、おたふくかぜおよび水痘が1日0−1例と言ったところでしょうか。非典型的ですが手足口病が1例見られました。<中野>
12/2 11月24日ー12月1日:嘔吐下痢症、発熱と咳の感冒、肺炎(マイコプラズマが主)が流行中です。そのほか溶連菌も目立ってきました。<中野>
11/25 11月11日−24日:嘔吐下痢症が流行中です。ほかに溶連菌感染症、おたふくかぜ、水痘が散見されます。肺炎(恐らくマイコプラズマ)も再び増加傾向にあります。<中野>
11/11 11月4日−10日:嘔吐下痢症が流行中です。溶連菌感染症も増えていますが、咽頭所見より皮膚所見の強いものが多いようです。おたふくかぜ、水痘は週に数人のみです。気管支炎、肺炎も結構見られます。クループ症候群も散見されます。<中野>
11/5 10月28日−11月4日:感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が流行中です。高熱、頭痛あるいは発熱、咳の感冒症候群も結構見られます。おたふくかぜは1−2例しか見られませんでした。<中野>
10/28 10月21−27日:嘔吐下痢症、発熱頭痛の感冒症候群が多く見られました。おたふくかぜも散見されました。水痘は1−2例だけでした。インフルエンザワクチンも開始しましたので、結構忙しい1週間でした。<中野>
10/21 10月14日ー20日:感染性胃腸炎が多く、おたふくかぜに再び増加の兆しが出てきました。相変わらず気 管支喘息が多く、発熱を伴う場合、肺炎の合併に注意する必要があります。<中野>
10/15 10月7日−14日:嘔吐下痢症、発熱頭痛の感冒症候群が目立ちます。喘息に肺炎を合併した患者さんも結構見られました。おたふくかぜもまた少し増えてきたようです。<中野>
10/7 9月30日−10月6日:嘔吐下痢症、発熱および頭痛の感冒が増えています。おたふくかぜも再び増加しているようです。肺炎も目立ちます。<中野>
9/30 9月23−29日:先週に比べかなり忙しい1週間でした。まず発熱、咽頭痛、頭痛を主訴とする感冒症候群が増え、嘔吐下痢症も多くなりました。毎年のこととは言え、喘息や喘息様気管支炎も急に増えました。水痘、おたふくかぜもポツポツと見られ、ヘルパンギーナもまだ残っているようです。<中野>
9/24 9月16−22日:嘔吐下痢症、発熱および頭痛の感冒が散見されます。CRPが余り上昇しない肺炎も結構見られます。季節的に喘息を含め、咳の患者さんが増えています。<中野>
9/17 9月9日−16日:おたふくかぜ、感染性胃腸炎が散見されます。咽頭痛、頭痛および発熱の症状で受診する患者さんが結構多く見られます。咽頭培養で溶連菌は殆ど検出されていません。全体的には引き続き落ち着いた一週間でした。<中野>
9/9 9月2日−8日:水痘、おたふくかぜ、感染性胃腸炎がポツポツ見られるのと、肺炎(CRP比較的低値)がポツポツ見られる程度です。感染症全体としては多くありません。<中野>
9/2 8月27日ー9月1日:水痘、おたふくかぜ、ヘルパンギーナがポツポツと見られる程度で、特定の感染症の流行は見られません。<中野>
8/26 8月21−25日:特に目立った感染症はありません。しいて言えば、おたふくかぜがやや増加気味か?という程度です。<中野>
8/21 8月12日ー8月18日:水痘、おたふくかぜ、ヘルパンギーナなどがポツポツと見られる程度で、特定の感染症の流行はありません。髄膜炎も明らかな所見を呈するものはまだ見られません。全体としては感染症は落ち着いているようです。<中野>
8/5 7月29日−8月4日:おたふくかぜ、水痘、ヘルパンギーナ、手足口病などが散見される程度です。髄膜炎の確診例はまだありませんが、発熱、頭痛が主訴で特記すべき診察所見のない学童、幼児は結構見られます。麻疹は今のところ見られません。<中野>
7/29 7月23日ー7月28日:おたふくかぜ、水痘、ヘルパンギーナ、感染性胃腸炎が散見される程度で、目立った流行性の感染症は見られません。<中野>
7/22 7月15日−21日:前週と同様、おたふくかぜ、水痘、ヘルパンギーナ、嘔吐下痢症が散見される程度で、目立った感染症の流行はありません。扁桃炎がやや増加しているようです。<中野>
7/16 7月8日−14日:ヘルパンギーナ、おたふくかぜ、水痘、嘔吐下痢症が小流行中で、マイコプラズマ肺炎も散見されます。溶連菌感染症が久々に1−2例見られました。感染症は全体としては落ち着いた状態のようです。<中野>
7/8 7月1日−7日:おたふくかぜの流行はほぼ終息した感があります。水痘は尚小流行が続いています。嘔吐、腹痛の急性胃腸炎、肺炎は散見されます。ヘルパンギーナも小流行中です。全体としては感染症患者数は落ち着いています。<中野>
7/1 6月24日ー30日:水痘、おたふくかぜの小流行が続いています。感染性胃腸炎、肺炎、ヘルパンギーナなどが散見されますが、概して落ち着いた一週間でした。<中野>
6/24 6月17日-23日:水痘、おたふくかぜ共に減少し、感染性胃腸炎も少なくなりました。少数ですがCRPが低めの肺炎が目立ちます。ヘルパンギ−ナも散見されます。<中野>
6/17 6月10日ー16日:水痘、おたふくかぜは、やや減少し、ヘルパンギーナが増えて来ました。咽頭所見に乏しい高熱患者もかなり見られます。全体としては感染症患者数は落ち着いています。<中野>
6/11 6月3日-9日:水痘、おたふくかぜが、再び小流行中です。ヘルパンギーナも多数見られます。診察所見に特別な異常の見られない高熱患者が結構見られ、上越市のようにインフルエンザも否定できません。ただ、2日以内に解熱する例が殆どです。感染性胃腸炎も散見されます。<中野>
6/3 5月27日-6月2日:水痘が流行中で、おたふくかぜも少なくはなりましたが、なお小流行中です。溶連菌は殆ど見られず、感染性胃腸炎、ヘルパンギーナ、手足口病がポツポツ見られます。ただ、咽頭所見、皮膚所見に乏しい高熱の患者さんが結構受診されます。<中野>
5/27 5月20日ー26日:おたふくかぜと水痘はまだ小流行の状態が続いています。溶連菌は見られません。ヘルパンギーナ様咽頭炎が増えてきています。気温上昇と共にとびひが多くなってきました。水痘との鑑別には注意が必要です。その他、感染性胃腸炎、肺炎が散見されます。<中野>
5/20 5月13日-19日:おたふくかぜが減少した分、水痘が増えてきたようです。溶連菌感染症は少なくなり、感染性胃腸炎もやや下火です。発熱を伴うヘルパンギーナ様の咽頭炎が増えつつあります。<中野>
5/13 5月6日-12日:おたふくかぜ、水痘、溶連菌感染症は散見される程度です。感染性胃腸炎はやや増えているようです。インフルエンザと断定はできませんが、4月以後余り見られなかった高熱の患者さんが、やや増えてきています。肺炎、細菌性へんとう炎(一部アデノウイルスか?)も多くなってきました。<中野>
5/7 4月29日-5月6日:目立った感染症の流行はありません。強いて言えば、感染性胃腸炎、溶連菌感染症、 おたふくかぜ、水痘がぽつぽつと見られる程度です。<中野>
4/30 4月16日ー4月29日:特に目立った感染症はありません。おたふくかぜ、水痘、感染性胃腸炎、インフルエンザらしき発熱が、散見される程度です。マイコプラズマらしい肺炎がやや目立つでしょうか。<中野>
4/15 4月8日ー14日:インフルエンザの嵐が去った後は、急に患者数が減ってきました。おたふくかぜ、水痘、溶連菌性咽頭炎、感染性胃腸炎がポツポツと見られる程度です。<中野>
4/9 4月1日ー4月7日:インフルエンザはほぼ沈静化しました。胃腸炎、おたふくかぜ、水痘が散見される程度です。<中野>
4/1 3月25日ー31日:インフルエンザも春休み開始と共に減少し、やっと全体として落ち着いてきました。おたふくかぜ、水痘、りんご病、感染性胃腸炎が散見されます。<中野>
3/24 3月18日-24日:相変わらずインフルエンザ様疾患が多数を占めます。気管支炎、肺炎も増えてきました。学校が春休みになるまで、インフルエンザの流行は続きそうな気配です。<中野>
3/19 3月11−17日:インフルエンザが猛威を振るっています。前週同様、インフルエンザB型がかなりの部分を占めるようです。そのせいか、おたふくかぜ、水痘および溶連菌感染症は減少 し、影を潜めている状態になりました。感染性胃腸炎も余り見られません。早くこの嵐が過ぎ去るのを待つのみです。<中野>
3/11 3月4日-10日:突然の高熱で始まるインフルエンザ様疾患が大流行しています。おたふくかぜ、水 痘、感染性胃腸炎、溶連菌感染症も散見されます。インフルエンザ様疾患にアマンタ ジンが効かないものや再発熱するものがあり、B型インフルエンザもかなり含まれるものと思われます。化膿性ヘントウ炎、肺炎などの他の重症感染症にも注意を払う必要があります。<中野>
3/4 2月25日-3月3日:インフルエンザが流行中です。突然始まる高熱、咽頭痛、頭痛が特徴で、関節痛、筋肉痛も年長児は訴えています。二峰性発熱を認めるものも多いです。嘔吐下痢症、水痘、おたふくかぜも相変わらず流行中です。インフルエンザワクチン接種済みの児にもインフルエンザAが数例発症しています。<中野>
2/25 2月18日-24日:インフルエンザが確実に増加しており、突然の高熱で、ぐったり感のある児は、インフルエンザと考えてよさそうです。家族歴も参考になります。そのほか、おたふくかぜ、水痘は変わらず流行中です。感染性胃腸炎も散見され、ロタウイルスも多いようです。<中野>
2/18 2月12日ー18日:水痘、おたふくかぜが相変わらず小流行中で、嘔吐下痢症およびインフルエンザ様発熱疾患が増加中です。溶連菌感染症(しょう紅熱を含む)も散見されます。感染症全体の患者数は1月に比べ増えています。<中野>
2/12 2月5日ー2月11日:おたふくかぜはようやく下火になりましたが、それに代わって水痘、溶連菌性咽頭炎が増えて来ました。嘔吐下痢症、インフルエンザ様疾患も多く見られます。<中野
2/4 1月28日ー2月3日:1月26日以後インフルエンザの検査確認例はありません。おたふくかぜ、水痘、溶連菌性咽頭炎が流行中ですが、他の感染性疾患はあまり多くありません。全体として は先月に比べ、落ち着いています。<中野>
1/28 1月21日-27日:5歳女児のインフルエンザAが一例ありました。大流行にならないことを祈ります。おたふくかぜはやや下火ですが、代わって水痘が増加し、溶連菌感染症、感染性胃腸炎も増えてきました。CRPの低い肺炎や乳児早期の細気管支炎も散見されます。冬休 み後は比較的落ち着いた状態でしたが、感染症患者の今後の増加が懸念されます。<中野>
1/21 1月14日ー20日:水痘、おたふくかぜ、溶連菌感染症などが流行していますが、それほど多くはありま せん。インフルエンザ様発熱性疾患の流行は今のところありません。感染性胃腸炎、マイコプラズマ肺炎も散見される程度です。<中野>
1/15 1月6日ー14日:おたふくかぜ、水痘は前週に比し再び増加しています。嘔吐下痢症、発熱を主症状と する感冒症候群はやや減少しています。肺炎もポツポツと見られます。全体として感 染症患者は、年末に比しやや落ち着いた状態といえるでしょうか。<中野>
1/7 12月31日ー平成14年1月6日:おたふくかぜはやや減少してきましたが、水痘が増えています。溶連菌感染症、CRPの低い肺炎が散見されます。嘔吐、下痢を主徴とする感染性胃腸炎が流行中です。<中野>