2002年
レポート
12/27 インフルエンザ】先週、村上市内で疑診例(家族3人がつづけて罹患、うち2名 は高熱5日間、最後の一人はタミフル著効の印象)を確認しました。迅速診断上 は陰性でしたので、ウイルス分離の結果待ちです。まだ流行には、いたっていな いようです。【水痘】朝日村の館腰保育園で流行しています。【その他】りんご 病、喘息様気管支炎、吐き下しなどがみられています。<山本>
12/3 【胃腸炎】乳幼児に流行していた嘔吐下痢は下火になりました。変わって年長児の腹満、腹痛が増えてきました。成人にも一部流行しているようです。また、ロタウイルス感染で入院を要する幼児が出てきました。 【その他】咳、鼻水が主で発熱を伴わない普通感冒、浸出性扁桃炎(発熱3日程度)、喘息様気管支炎が続いて発生しています。加えて伝染性紅斑(りんご病)が目立ってきた印象です。<山本>
11/14 胃腸炎(嘔吐、下痢)の流行が続いていますが、ピークは過ぎたように感じます。かわって咳、鼻水が主体の普通感冒、喘息様気管支炎などが目立つようになってきました。今週に入って喘息発作も増えています。<山本>
10/23 胃腸炎(嘔吐、下痢)が流行しています。発熱を伴う例はすくなく、嘔吐はたいてい1日程度でおさまるようですが、脱水のため点滴が必要になる場合も多くみられます。兄弟間感染もみられ、そこから潜伏期間は1-3日程度と推測されます。村上第一保育園ではおたふくかぜが再び増加しています。咳の長引く風邪、扁桃腺炎、手足口病、溶連菌感染症なども散発程度で見られています。<山本>
10/10 引き続き大きな感染症の流行は感じられません。腹痛(とくに年長児)、嘔吐、下痢など胃腸炎症状のお子さんが増えていますが、すべてが感染症によるものかどうかは疑問です。キノコ中毒(クサウラベニタケ)も発生していますので、お好きな方は御注意を。<山本>
9/25 現在目立った感染症の流行はありません。水ぼうそう、おたふくかぜとも夏休み以後は少なくなりました。腹痛が主な胃腸炎、咽頭炎などが散発しています。涼しくなり喘息発作が増加してきました。蛇足ですがジャイアンツ優勝おめでと う!<山本>
8/22 発熱が主症状の咽頭炎が目立つ他、これといった流行は感じられません。おたふく、水ぼうそう、ヘルパンギーナなどが少々。お盆明けでやや涼しくなったためか、喘息発作が増えてきました。<山本>
7/30 夏休みに入り、感染症は全般的に少ないようです。おたふくかぜ、吐き下し、2日程度の発熱、ヘルパンギーナなどが散見されます。頭痛が主症状ではじまり(吐くことも)1-2日程度で軽快するお子さんがちらほらとみられ、無菌性髄膜炎で入院する患者さんも出てきました。<山本>
7/9 水ぼうそう、おたふくかぜの発生がだらだらと続いています。ヘルパンギーナなど高熱を伴う夏風邪はピークを過ぎたようですが、ぽつぽつと見受けられます。全体的に感染症の発生は少ないようです。村上市は週末の大祭が終わり、まちも静かになりました。<山本>
6/20 ヘルパンギーナは峠を越えた感じです。おたふくかぜ、水ぼうそうが引き続き発生していますが、全体的に感染症の発生は少ないようです。<山本>
6/4 ヘルパンギーナ、扁桃腺炎(一部アデノウイルス)が流行中です。ともに高熱が3日程度続くため、この時期としては外来患者数が多めです。おたふくかぜ、水ぼうそうは散発程度に発生が続いています。また先週は、季節はずれのRSウイルスによる喘息様気管支炎入院例が続きました。関係ないですが、がんばれ日本!<山本>
5/17 ■坂町病院では今週に入ってからおたふくかぜ(疑いを含む)で来院する患者が増加しています。1日に10人前後になってきました。それらの患者家族の話では塩谷保育園(神林村),金屋保育園(荒川町),坂町保育園(同),黒川保育園(黒川村)等でかなり流行しているようです。<今田>
■村上病院ではおたふくかぜ、胃腸炎、扁桃炎、咳の長引く患児が多いようです。 今週にはいってヘルパンギーナが増加してきました。<山本>
5/9 GWも終わり、感染症の流行も下火のようです。おたふくかぜの発生が相変わらず続いています。髄膜炎を合併する例も出てきました。他は発熱が3-5日続く咽頭炎、嘔吐下痢症の患児が目立ちます。咳の長引く患者さんも見かけます。<山本>
4/15 インフルエンザは4月に入って流行がほぼ終息し、現在は散発程度です。おたふくかぜ、水ぼうそうが増えつつあります。とくにおたふくかぜは年長児に感染の広がりが見られており、今後が危惧されます。また嘔吐、腹痛を訴える胃腸炎 (年末年始のものより重症感あり)が少しづつふえてきました。<山本>
3/27 ■インフルエンザ;学校の春休み突入とともに、流行が収まって来つつあります。迅速診断ではほとんどがB型ですが、山北町などで一部A型も確認されています。村上市岩船地区での発生が比較的多いようです。■おたふくかぜ;インフルエンザの勢いが鈍ったと同時に、流行が再び広がってきたようです。幼稚園、保育園での発生が村上市を中心に増加してきました。■その他;下痢のつづく胃腸炎(ロタか?発熱は1-2日)が低年齢児主体に増えてきています。関川村方面でりんご病が目立ちます。<山本>
18日から20日の3日間で11名の迅速診断陽性者があり,A1名に対してB10名であり,殆どがBになりました。地域別では黒川村3名,荒川町,中条町,神林村,関川村がそれぞれ2名であまり地域差はなくなった印象です。20日は新規陽性者が1名のみでそろそろ流行も下火でしょうか?<今田>
3/19 ■インフルエンザ;村上市内ほぼ全域で流行しています。先週末から今まで無風地帯だった岩船地区でも流行が始まりました。朝日村は南部で多く、山北町でも 発生が見られます。迅速診断上ほとんどがB型です。■胃腸炎;ロタウイルス腸炎と考えられる、下痢の長引く症例が増えてきています。兄弟間感染多く、注意が必要です。■おたふくかぜ;しつこく流行が続いています。朝日村南部、関川村、村上幼稚 園に多いような印象です。<山本>
先週もFlu-A(+)7名に対しFlu-B(+)14名とB型が多かったです。計21名の地域別では荒川町8名,中条町4名,神林村3名,関川村3名,黒川村・加治川村・山形県小国町で各1名の陽性者でした。中条小や荒川町保内小で学級閉鎖がされたようです。<今田>
2/28 ◎インフルエンザ;■村上市内での流行が続いています。山辺里小、瀬波小、村上一中での発生が目立ちます。迅速診断では、小学生以下はA型、中学生はB型の流行が主体です。朝日村、神林村でも発生しています。山北町については情報が不足 していますが、発症は見られているようです。(山本)■2月5日の当院第1例は荒川町在住者です。8日の2例目も荒川町です。14日と15 日の各1例は神林村在住者でその後は各地から出ていますが、fluB陽性者は全員荒川町在住者でその殆どが荒川中学の2年生というのは特筆すべきかもしれません。本日までの集計では荒川町が12名で最も多く、内Aが5名B8名(A,B重複陽性1名を含む)、関川村と中条町が各4名、神林村が3名、黒川村と山形県小国町が各2名、村上市が1名で、今のところその他の地域からの陽性者はいません。当院周辺の流行状況はあまり顕著ではないように思います。(坂町病院 今田)
◎吐く風邪;村上市岩船地区に流行が残存しています。他は散発程度に落ち着いてきました。
◎その他;おたふくかぜが村上幼稚園でも増加してきました。りんご病、水ぼうそうもみうけらられます。(山本) <山本>
2/18 インフルエンザ;先週末より朝日村での発生が増加中です。当院では朝日中、みどり小、猿沢小での発生が確認されています。今週に入って、村上市内では瀬波小で比較的多く、岩船中でも確認されました。神林村でも散発しています。迅速診断で確認できた例はすべてA型です。兄弟間感染も増加しています。吐く風邪;山北町、朝日村北部で多く、神林村、関川村方面でも見かけます。おたふくかぜ;朝日村南部、村上いずみ幼稚園での発生が目立ちます。<山本>
2/8 インフルエンザは局地的な流行です。インフルエンザAが、村上小学校の児童(とその兄弟)に集中的に発生しています。上海府小(村上市)、塩屋保育園(神林村)でも発生していますが、散発程度で流行には至っていないようです。流行の主体は依然吐く風邪で、山北町、朝日村北部での発生が目立ってきました。朝日村南部ではおたふくかぜの発生が少数ながら続いています。水ぼうそう、りんご病なども見かけます。<山本>
2/3 当地でもインフルエンザが増加中のようです。当院外来に限っての状況ですが、村上小学校の高学年で発生が続いて認められます。(6人)六年生は学級閉鎖となりました。他には山北町で一例確認したのみです。今週は吐く風邪ばかりでしたが、来週以降の流行の広がりが懸念されます。<山本>
1/29 先週から嘔吐を伴う胃腸炎の発生が再び増えています。年末から続いて流行しているタイプのようです。発熱(1〜2日)、下痢を伴うこともあります。村上地区(しぶや医院、村上病院)では今日までインフルエンザの発生が確認されていなかったのですが、本日午後ついに当院1例めが確認されました。村上市内の小学校6年生で、発熱と頭痛を主訴に来院、咽頭所見は発赤軽度でした。インフルABクイックでAがくっきりと染まりました。<山本>
1/22 年末から見られる嘔吐主体の胃腸炎がまだすこし残っています。他には目立った流行は感じられません。 おたふくかぜ、水ぼうそう、溶連菌感染症、熱の高い扁桃炎などがすこしづつ見 られます。インフルエンザはまだ発生していないようです。<山本>