2001年
レポート
12/26 新穂方面のムンプスと溶連菌感染症の流行は徐々に終息 しています。SRSVによる流行性嘔吐症がなかなか消えずに 救急外来を埋めています。マイコプラズマ肺炎は少なくなって きましたが、咳嗽がひどい場合にはまだ疑ってレントゲンを 撮っています。RSウイルスによる呼吸音がぜいぜいする風邪 も流行しています。インフルエンザはまだ認められません。 これから帰省シーズンとなり、他の地域で流行し始めたインフ ルエンザが入り込む可能性があります。それが冬休みあけに 流行しないように、発熱があったら無理をしないで自宅で安静 にしていてください。<岡崎>
12/13 新穂方面のムンプス流行が持続しています。真野、相川、小木方面でのマイコプラズマ肺炎はやや減少しました。相川の一部の保育園で手足口病が散見されます。全島で溶連菌感染症も依然小流行しています。RSウイルス感染症と考えられる喘息様気管支炎が流行中ですが、酸素が必要な子どもはあまりいないようです。「おなかのかぜ」といっている流行性嘔吐症はSRSVというウイルスが検出されました。やはりまだ流行が認められます。いろんな感染症が認められていますので、帰宅後のうがいや手洗い(特に排便後)の励行をお願いいたします。インフルエンザの流行はまだ認められません。<岡崎>
11/22 マイコプラズマ肺炎が真野、相川、小木方面で流行しています。嘔吐を主体とし、経過が2日くらいの急性胃腸炎が全島で流行中です。溶連菌感染症が徐々に増加しつつあります。ムンプスが少し復活して流行しています。3週間くらい咳の続く喘息様気管支炎でRSウイルス感染症が確認されました。徐々に冬の感染症の様相になってきているようです。インフルエンザはまだ検出されていません。インフルエンザ予防接種が大当たりで、新しい抗インフルエンザ薬が使えるようになる2月まで大流行しないことを祈っています。<岡崎>
11/12 季節はずれの手足口病が流行中です。特に金井の保育園、小学校で兄弟間感染から拡大しています。症状は口内炎のみで軽いものが多く、いまのところ髄膜炎や脳炎のような重篤な合併症は認められていません。ウイルスは便中に3〜4週間排泄されますので手洗いの指導を徹底して下さい。感染性胃腸炎も成人も含めて流行しています。急激な嘔吐腹痛を主体として経過は2〜3日と短く、SRSV感染症が疑われています。気管支肺炎はやや峠を越したようですが、マイコプラズマ肺炎が週に3〜4名、小木や真野、相川方面で診断されています。水痘やムンプスはおちついています。麻疹に関して佐渡ではここのところ麻疹ゼロが続いています。ちなみに佐渡の小学1年生の麻疹ワクチン接種率は97%です。インフルエンザワクチン接種が始まりました。昨年のアンケート結果を参考にして、ワクチン接種を考えてみて下さい。<岡崎>
11/2 感染症の中心は気管支肺炎、喘息様気管支炎などの呼吸器感染症です。ライノウイルスが3名で検出されており、気管支喘息発作に関連していると考えられます。また、マイコプラズマ肺炎が小木を中心に小流行しています。金井の手足口病は少なくなりました。溶連菌感染症も相変わらす数名に認められています。秋はいろいろな行事が続き、子供たちも少し疲れがたまっているようです。<岡崎>
10/22 佐渡ではまだ相変わらず、喘息発作の患者さんが多く、いままで一時的に落ち着いていてテオフィリン内服を中止できていた人も感冒をきっかけに発作を起しています。一部の患者さんの咽頭からリノウイルスが検出され、今回の喘息発作の原因の一旦を担っていると思われます。その他にもマイコプラズマ感染症、原因のまだつかめていないウイルス性肺炎など下気道感染症が病室を埋めています。また金井保育園で手足口病が流行しています。ムンプスや水痘はほとんど認められません。細菌性髄膜炎が一名発病し、当直であった耳鼻科の先生のおかげで早期診断、治療ができました。インフルエンザ菌でした。<岡崎>
10/9 感染症がらみも含めて、喘息発作を起す新人さんがたくさんいます。今年の特異的な気候の変化のせいなのか、それとも稲刈りを手伝う感心な子どもが多かったか、あるいはリノウイルスなどの流行があるのでしょうか。一部、マイコプラズマ抗体価の上昇が認められ、肺炎を起している子どももいますが、流行というほどではありません。夏のなごりのヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱がときどきみられます。ムンプスが散発、水痘はほとんどみられなくなりました。<岡崎>
9/24 秋風が吹き始めてから無菌性髄膜炎が数名発生いたしました。中には、1週間近くひどい頭痛と嘔吐に悩まされる症例があります。咽頭炎や感染性胃腸炎、手足口病の小流行が認められます。コクサッキーウイルスA5が咽頭炎の3名から分離されました。単純ヘルペスウイルスによる口内炎やカポジ水痘様発疹症が3名ほど続いて受診しました。ムンプスおよび水痘の流行は認められません。感染症は落ち着いていますが、季節柄、稲刈りを手伝った感心な子ども達が気管支喘息発作で受診したりしています。<岡崎>
9/14 新学期が始まり、高熱を2〜3日出す咽頭炎が認められます。ウイルス分離ではアデノウイルス3型が冬からずっと持続してぽつぽつと検出されていますがそれだけではないようです。手足口病やヘルパンギーナはやや減少傾向ですが、小紅斑が手足に出現するウイルス性発疹症が散見されます。週に1名〜2名の水痘やムンプスが診断されています。台風のせいもあるのでしょうか、あいかわらず喘息が不安定です。<岡崎>
9/3 アデノウイルス咽頭炎あるいは咽頭結膜熱がまだ小流行しており、5日ほど高熱が出る子がいます。ヘルパンギーナや手足口病もみられ、5日くらい口の中の痛みを訴えます。水痘およびムンプスが週に5名前後受診します。軽症の感染性胃腸炎もいますが、数年前からのO157さわぎで食中毒予防が普及したためか、重症例はいなくなりました。乳幼児の喘息様気管支炎は少なくなりましたが、学童の喘息発作は増加しています。秋になると必ず気管支喘息が不安定になる方は早めにご相談ください。<岡崎>
8/24 佐渡では、アデノウイルスあるいはエンテロウイルスによると思われる急性発熱、いわゆる夏かぜが流行中です。一部はヘルパンギーナや咽頭結膜熱と診断されていますが、典型的な症状がないときには「夏かぜの一種でしょう」ということになります。ムンプスと水痘が少々。食中毒の一種である腸炎ビブリオで、派手な腹部症状を認める人もいます。少し涼しくなってきたのと、花火のせいで喘息の再燃もあり、何名か入院になりました。<岡崎>
8/14 マイコプラズマ肺炎の流行は終わりました。いわゆる夏かぜが5種類流行しています。ヘルパンギーナ、手足口病、感染性胃腸炎、咽頭結膜熱、急性気管支炎です。いずれも軽症で、特徴が明らかなものはご家族の方が診断されます。最初の二つは、お子さんが元気なら高熱があっても薬はいりません。水痘やムンプスがまれに認められます。帰省でウイルスが混ざり合う季節です。無理をするとせっかくの休暇を棒にふることになります。ご注意ください。<岡崎>
7/24 小木方面でのマイコプラズマ肺炎の流行はそれほど拡大しませんでしたが、平均1日1名ほどのマイコプラズマらしい肺炎を認めます。重症例は5人に1人ぐらいです。アデノウイルス感染症、溶連菌、ヘルパンギーナが1日に数名で、まれにムンプス、水痘といったところです。感染症ではありませんが、この3連休で2名の溺水が入院しました。幸い命に別状はありませんでしたが、季節がら充分に注意してください。そしてこれを機会に子どもの蘇生法を学んでください。子どもはマウストゥマウスでなくマウストゥノーズです。<岡崎>
7/13 小木方面でマイコプラズマ肺炎の流行が認められます。最初に発熱があり、咳が強くなってきて普通の風邪より重い咳になります。自然に治る場合もありますが、中には重症肺炎になる人もいます。薬が効きますので辛そうなら受診して下さい。ちょっとにがい薬です。目が赤くなるアデノウイルス感染症は有名になりました。他の人にうつさないように注意してください。水痘やムンプスはほとんど見なくなりました。<岡崎>
7/6 全般的に感染症はおちついています。プールが始まって、アデノウイルス感染症がやや増加傾向です。高熱が続き倦怠感が強く、入院になる方もいます。水痘やムンプス、溶連菌感染症、マイコプラズマ肺炎、手足口病、ヘルパンギーナなどがちらほらといったところです。夏風邪ウイルスによる髄膜炎は今のところ認められません。<岡崎>
6/22 喘息様気管支炎の流行は、やや沈静化してまいりました。マイコプラズマ肺炎が何名か認められています。そろそろ夏かぜといわれる手足口病とヘルパンギーナがでてまいりました。高熱、関節痛の風邪もあり、他地域で認められたインフルエンザBかも知れません。ウイルスを調べてもらっています。水痘が小木を中心に小流行しており、ムンプスも相川を中心に、まだ各地で散見されます。<岡崎>
6/4 相変わらず咳が2週間前後続く風邪、あるいはぜいぜいする喘息様気管支炎が流行しています。一部は眼の充血があり、アデノウイルス抗体の上昇をみとめましたが、何種類かのウイルスが混合しているようです。細菌の2次感染も認めます。ムンプスと水痘の流行がなかなかおさまりません。ムンプスは国仲方面にも出てまいりました。急に高熱がでて頭痛や腹痛を訴え、3日くらい発熱が続くインフルエンザ様疾患も数名認められます。エンテロウイルス系の夏風邪でしょうか。県衛生研究所報告ではエコー16と22が出ていたようです。<岡崎>
5/25 咳の長い風邪が流行しています。一部はアデノウイルスやRSウイルスが陽性ですが、マイコプラズマ肺炎の方もいます。南部の赤泊や小木でとくに喘息様気管支炎が多く発生しています。溶連菌感染症、感染症胃腸炎は減少傾向にあります。水痘が相変わらず少々認められますがムンプスはやっと減少してまいりました。運動会の練習でみんな疲れがたまっているようです。しっかり休養してください。<岡崎>
5/18 現在金井を中心に水痘が流行しており、ムンプスは羽茂が終わり佐和田に流行しはじめました。溶連菌やアデノウイルスによる扁桃炎が散発しています。喘息様気管支炎が相変わらず多く、気管支肺炎で入院される子どももいます。中耳炎を合併される方も増えていますが、まだ抗生剤耐性肺炎球菌による難治性中耳炎は経験しておりません。また、いまのところ先日の両津の麻疹患者さんからの2次発症例はありません。<岡崎>
5/11 桜の時期まで続いたインフルエンザはやっと消滅し、これでしばらく落ち着くかと思いましたが、田植え時になって咳の長い風邪が流行しています。RSウイルス、アデノウイルス、百日咳、マイコプラズマそれぞれ陽性例がおり、2次性細菌性肺炎となる子もいます。2週から3週間持続する咳嗽は患者も医療者もかなり疲れます。島外からの麻疹が両津で1名発生しました。幸い接触者は少なく抑えられ、来週からが警戒期間となります。水痘、ムンプス、溶連菌、感染性胃腸炎が少々です。<岡崎>
4/26 桜とともにインフルエンザが終息したかと思いましたが、両津、赤泊方面で何名か出ています。また、急性嘔吐を主症状とする胃腸炎や、咳の長引くかぜが散見され、一部は喘息様症状を示します。赤泊では、春祭りのあとにインフルエンザAとアデノウイルス感染症による高熱や結膜炎が増加しました。羽茂のムンプス流行はやっと終息したようです。溶連菌、水痘、ムンプスが少数ずつでています。花の美しいシーズンになりました。花粉関連アレルギーも花盛りです。<岡崎>
4/16 佐渡では桜とともにインフルエンザがいよいよ少なくなりました。ときどき熱性痙攣の乳幼児に、A型インフルエンザがみられます。ロタウイルス感染症はそれほど大きな流行ではありませんが、保育園や幼稚園では白い便の下痢として有名になっています。学童の胃腸炎も認められ、一部はロタウイルス陽性です。溶連菌感染症や伝染性紅斑、マイコプラズマ肺炎、水痘が少数ですが認められます。羽茂のムンプス(おたふくかぜ)はいまでも続いており、髄膜炎で入院した人も5名ほどになりました。ひとりは高音性難聴が認められました。羽茂町で明らかにおたふくかぜにかかっていない人には、ムンプスワクチンをお勧めいたします。もう間に合わないこともありますが、ご相談に応じます。<岡崎>
4/6 インフルエンザはかなり減少しましたが、まだ終息はしていません。今年の佐渡のインフルエンザはAソ連が主流のようです。かわって胃腸炎が流行しており、乳幼児では糞便よりロタウイルスならびにアデノウイルスが検出される方がいます。学童では遷延する発熱と嘔吐、腹部膨満、CRP陽性の胃腸炎が3名ほどあり、原因については現在検索中です。1週間から10日間の発熱が認められました。溶連菌が相変わらず週に5名ほどあり、水痘も少々、ムンプスは羽茂での流行がまだおさまりません。幼稚園や学校が始まってまた感染症のキャッチボールが始まりそうです。<岡崎>
3/30 春休みとともにインフルエンザ流行は終息しそうです。ときどき家族内感染が認められる程度で、患者数は激減しています。それに代わってロタウイルス胃腸炎が流行しています。溶連菌や水痘もわずかながら認められ、ムンプスが羽茂でまだ流行中です。感染症ではありませんが、花粉症が蔓延しています。かぜ症状ににていますが、くしゃみ、目や鼻のかゆみがあります。<岡崎>
3/15 ■インフルエンザAがいよいよ猛威をふるっています。特に小木赤泊、相川方面がピークを迎えているようです。両津では幼児から学童に流行が移行しつつあります。発熱は頭痛を伴い3日、あるいは5日目に最後の熱が出ることもあり、咳は約1週間は続きます。2回発症した人はA香港型とAソ連型だと思われます。■感染性胃腸炎の重症例もときどき認められ、食欲低下はやはり1週間くらい続くこともあります。今週はロタウイルス抗原陽性例が1名いました。■溶連菌感染症もまだまだ減少しません。残念ながら再発する人もいます。■ムンプスも羽茂でもう少し残っています。■水痘が両津の一部で小流行しています。入院となるのはインフルエンザ後の肺炎や胃腸炎で脱水のひどい場合、あとはムンプスの髄膜炎などです。<岡崎>
3/5 佐渡では、さらにインフルエンザAが増えてまいりました。特に、赤泊や相川に患者さんが集積しています。感染性胃腸炎が成人でも認められ、これも一部はインフルエンザです。急に嘔吐や下痢が始まり、看護婦さんも何名か罹患したようです。また溶連菌が相変わらず一日数例ずつ認められ、ムンプスが羽茂で流行しています。咽頭結膜熱や水痘がまだ週に1〜5例散発しています。そしてロタウイルス下痢症がいよいよ出てまいりました。春はいろいろ大事な行事があり、参加せざるを得ないでしょうが、まず体を第一にお考えください。<岡崎>
2/27 インフルエンザが相変わらず全島で中等度流行を持続しています。両津病院でも佐渡病院でも、それぞれ週に20名から30名の患者さんがインフルエンザA抗原陽性です。流行のピークとすれば、環境中のウイルス量が増加しており重症例への注意が必要です。高熱でなんとなく受け答えがうつろで、なんか様子がおかしいと感じたら救急車の依頼を躊躇しないで下さい。溶連菌、ムンプス、感染性胃腸炎の小流行も持続しています。<岡崎>
2/20 ■インフルエンザが中等度の規模で流行しています。両津では小学校児童に広がり始めました。まだA香港型のようです。ウイルス分離同定はまだですが、一部の患者さんでH3N2(香港型)の抗体価上昇が認められます。今後はソ連型やB型も混在して、さらに増加してくると思われます。■ムンプスが増加し、ムンプス髄膜炎も2名いました。難聴にも注意が必要です。溶連菌があいかわらず小流行です。水痘や咽頭結膜熱もしぶとく残っています。ロタウイルス感染症はまだ流行がなく、春になりそうです。<岡崎>
2/13 インフルエンザは中程度の流行でしょうか。学級閉鎖が3箇所出ているようです。両津病院、佐渡病院それぞれで週に20名前後の患者さんがインフルA陽性です。溶連菌が相変わらず散発しています。真っ赤な目をした咽頭結膜熱は現在赤泊方面に残っています。胃腸炎は相変わらず、「急に吐きはじめました。」タイプが一日5〜10名来院されます。<岡崎>
1/31 いよいよインフルエンザが増えてまいりました。佐渡全島で散発的に1日5名から10名確認されていますが、大流行にはなっていません。内科でも臨床的インフルエンザが少し増えてきたそうです。まだ感染性胃腸炎が目立ち、外来で点滴台が並ぶこともあります。相変わらず溶連菌、咽頭結膜熱、ムンプス、水痘が散見されます。小児発熱患者の病原診断が、かなり確実にできるようになりました。しかし検査はこどもにはつらいことですし、費用の問題もありますので、流行中の疾患パターンが分かればすべての方に行うことはありません。流行前後で対応が異なりますが、ご理解いただければ幸いです。<岡崎>
1/25 インフルエンザが国仲方面で急増してきました。さらに赤泊、両津でも確認されています。インフルエンザによる熱性痙攣が4名いました。いよいよ本番というところです。幸い意識障害が残ることはなく、いまのところ急性脳症ではありません。アデノウイルス感染症や溶連菌感染症が相変わらず週に5名〜10名の頻度で、胃腸炎が20名前後となっています。水痘はでませんでしたが、ムンプスは羽茂幼稚園で流行しています。ご注意ください。<岡崎>
1/19 アデノウイルス感染症が少し下火になりました。代わって夜中に急に嘔吐してしまう胃腸炎が流行しています。だいたい1日でおさまり、翌日から半分くらいの方に軽い下痢が数日でます。インフルエンザは両津以外はまだ流行はありません。今週は両津を除いては2例のみでした。いったん少なくなっていた溶連菌がまた少し増加しています。水痘とムンプスが地域小流行です。インフルエンザがまだ息をひそめているのが不気味です。これから1ヶ月がここ数年のインフルエンザシーズンですので、ご注意ください。<岡崎>
1/10 先日久しぶりに新穂でインフルエンザAが出ました。熱性けいれんがあり、発熱当日でしたのでアマンタジンを3日間投与しました。幸い明らかな意識障害はありませんでした。両津ではインフルエンザが一部の保育園を中心にあいかわらず出ています。アデノウイルスの流行もまだ持続しています。何をしても5日間は熱が残る風邪として有名になりました。溶連菌が散発していますが、水痘とおたふくは休みになったせいか見られません。SRSVが想定される短期間の嘔吐が主体の胃腸炎と、アデノウイルス感染に伴い腹痛発熱がある胃腸炎も認められます。<岡崎>
1/2 相変わらずアデノ3ウイルスによる咽頭結膜熱がおさまりません。佐渡のこどもたちはこのウイルスにウブだったようです。元気がなくなり脱水症状で入院となるお子さんもいます。いまのところは重症合併症は認めておりません。両津ではあいかわらずH3型インフルエンザAが認められますが、雨や雪の影響かまだ全体には広がっていません。この件に関してはずっとこの天候であってほしいものです。おたふくと水痘、溶連菌、感染性胃腸炎もほぼ同様の地域流行です。冬休みがあけて好天が続いたあとがちょっと恐ろしいと思っています。<岡崎>