2001年
レポート
12/27 12月17日ー24日: おたふくかぜ、水痘は同様に流行中で、溶連菌感染症も増加しています。他に感染性 胃腸炎、CRP陰性の肺炎も多く見られ、点滴を要する患者さんも多いです。インフ ルエンザ様症状の患者さんは、今のところ殆ど見られません。 <中野>
12/18 12月10日ー16日:おたふくかぜはやや下火になってきましたが、感染性胃腸炎は更に増えてきています。そこに、水痘、肺炎、ヘルパンギーナ様咽頭炎、手足口病などが散見されます。発熱を主徴とする感冒症候群も多く見られます。全体として忙しい一週間でした。<中野>
12/13 12月3日-9日:おたふくかぜ、感染性胃腸炎が流行し、水痘、肺炎(おそらくマイコプラズマに起因)、手足口病が、散発的に見られます。感染性胃腸炎は、点滴を要するものが多く、一昨年と同等かそれ以上の流行を見せています。発熱のみを主訴とする患児も多いです。<中野>
12/3 11月26日ー12月2日:おたふくかぜは変わらず流行中ですが、それに加えて、水痘および溶連菌感染症も今週は多く見られました。腹痛、嘔吐で始まり下痢が加わって行く幼児学童の感染性胃腸炎、乳児のロタウイルス様胃腸炎が俄然増えてきました。発熱と上気道炎症状の感冒症候群も多く、マイコプラズマ肺炎も数例見られました。<中野>
11/26 11月19日ー25日:おたふくかぜが変わらず流行中で、水痘、溶連菌感染症、手足口病も散見されます。発熱の患者、嘔吐腹痛下痢の患者も多く見られます。<中野>
11/20 11月12日ー18日:おたふくかぜが相変わらず流行中で、水痘も散発しています。鼻汁、咳に発熱が加わってくる一般的な感冒症候群が増え、更に嘔吐、腹痛に下痢が加わる感染性胃腸炎も増えてきました。全体として感染症の患者数は増えています。<中野>
11/12 11月5日ー11日:相変わらずおたふくかぜは流行中で、おたふくかぜ髄膜炎も出てきました。他には、嘔吐下痢症、発熱、咳、鼻汁などの患者さんが見られます。水痘は1週間で数例程度でした。<中野>
11/5 10月29日ー11月4日:おたふくかぜはやや減少、水痘は散見される程度です。気温が下がったせいか発熱、鼻汁の感冒症状の患者さんが増えています。喘息も多いです。<中野>
10/29 10月22−28日:おたふくかぜが小流行から中程度の流行になってきました。連日10人程度が受診されます。咽頭痛、頭痛を伴う発熱、嘔吐下痢症が増えています。喘息も変わらず多いです。<中野>
10/22 10月15日ー21日:おたふくかぜが小流行しているほか、マイコプラズマと思われる肺炎、水痘などが、パラパラと見られます。随伴症状を欠く発熱、咽頭痛を伴った発熱の患児が多く、気管支喘息も多く見られます。<中野>
10/16 10月9日ー14日:先週と同様に感染症で特に目立って流行しているものはありません。<中野>
10/9 10月1日ー8日:気管支喘息、アレルギー性鼻炎、喘息性気管支炎が、大半で、特定の感染症が流行しているという印象はありません。気温が下がっているせいか発熱の患者さんは増えています。<中野>
10/1 9月25日ー30日:おたふくかぜがポツポツ見られ、上気道炎症状も久しぶりに増えてきています。感染症とは関係なさそうですが、喘息やアレルギー性鼻炎が急増しています。<中野>
9/27 9月17日ー24日:特に流行中の感染症はなく、落ち着いています。おたふくかぜがやや多いでしょうか。<中野>
9/18 9月10日ー16日:ヘルパンギーナ、手足口病、おたふくかぜが散見される程度で、落ち着いた1週間でした。喘息発作が増えてきています。<中野>
9/10 9月3−9日:手足口病、ヘルパンギ―ナ、おたふくかぜが散発的に見られる程度で、非常に落ち着いた一週間でした。<中野>
9/3 8月27日ー9月2日:特に流行中の感染症はありません。扁桃炎、肺炎、おたふくかぜが少しと、胃腸炎が散見される程度です。感染症ではありませんが、喘息発作は目立ってきました。<中野>
8/27 8月6日ー26日:おたふくかぜ、ヘルパンギーナなどがポツポツと見られる程度で、非常に落ち着いた状態です。ただ、マイコプラズマかクラミジアに起因すると思われる全身状態が比較的良好な肺炎が学童幼児に結構見られます。長い発熱には注意が必要です。<中野>
8/6 7月30日ー8月5日:水痘、おたふくかぜはわずかに見られる程度です。ヘルパンギーナは殆ど見られなくなりました。ただ、年長児、学童の恐らくマイコプラズマによると思われる肺炎が増えて来ました。全体的には、感染症は非常に落ち着いています。<中野>
7/30 7月23−29日:水痘、おたふくかぜ、ヘルパンギ−ナなどがポツポツと受診するのみで、落ち着いております。<中野>
7/23 7月16日ー22日:ヘルパンギーナ、水痘、おたふくかぜが小流行しているのみで、感染症は落ち着いた状態です。<中野>
7/16 7月9日ー15日:水痘、おたふくかぜはそれぞれ1日に1−2名程度、溶連菌性咽頭炎、化膿性扁桃炎、肺炎は時々見られる程度です。発熱、咽頭痛および頭痛を訴えていますが口腔所見が殆どない感冒症候群が多く、ヘルパンギーナよりもむしろ多く見られます。感染症患者数は全体としては少なく、落ち着いた1週間でした。<中野>
7/10 7月2日ー8日:溶連菌感染症、水痘は下火、おたふくかぜ、ヘルパンギーナは前週と同様小流行といったところです。肺炎、扁桃炎は散見される程度です。咽頭痛、頭痛、嘔気および発熱を主訴とする感冒症候群が増えてきております。<中野>
7/3 6月25日ー7月1日:水痘、おたふくかぜおよび溶連菌性咽頭炎はそれぞれ一日1−3例程度見られます。ヘルパンギーナ、手足口病様発疹性疾患が増えています。扁桃炎、肺炎、感染性胃腸炎は散見されるのみです。咽頭所見が殆どないのに咽頭痛、頭痛および発熱を訴える患者が学童に散見され、インフルエンザの可能性はありますが、検査による確認はしていません。全般的に感染症の患者数は落ち着いて来ています。<中野>
6/25 6月18日ー24日:水痘、おたふくかぜ、溶連菌性咽頭炎は、引き続き散見され、扁桃炎(細菌性、非細菌性)、肺炎は増えています。感染性胃腸炎は、多くはありません。ヘルパンギーナ、手足口病様疾患も増えています。<中野>
6/22 6月11日ー17日:水痘、おたふくかぜが増加し、ヘルパンギーナ様発熱疾患もふえています。新潟市地区のようなインフルエンザ様疾患はあまり多くありません。感染性胃腸炎は殆ど見られなくなりました。全体としては、落ち着いた1週間でした。<中野>
6/11 6月4日ー10日:感染性胃腸炎はやや減少、ヘルパンギーナ様の咽頭痛を伴う発熱性疾患が増加しています。水痘、おたふくかぜ、溶連菌性咽頭炎は散見される程度です。<中野>
6/5 感染性胃腸炎はやや減少してきましたが、乳幼児の発熱性疾患が増えて来ました。この発熱の患者に特徴的な診察所見は今のところありません。扁桃炎、肺炎、水痘、溶連菌性咽頭炎、ヘルパンギーナ様疾患などが、散見されます。<中野>
5/28  感染性胃腸炎は相変わらず多く、肺炎、扁桃炎も増えて来ました。溶連菌性咽頭炎、水痘、おたふくかぜは、パラパラと見られる程度です。ヘルパンギーナが少し出てきたようです。<中野>
5/21  嘔吐下痢症や発熱を主症状とする感冒症候群が多く、おたふくかぜ、水痘、溶連菌性咽頭炎は、パラパラと見られる程度です。ヘルパンギーナ様の咽頭所見の患者が1−2例見られました。<中野>
5/16  連休後より感染性胃腸炎が流行しており、点滴を要する脱水症が多くなりました。その他に、溶連菌性咽頭炎、化膿性扁桃炎が再び増えています。<中野>
5/7 感染性胃腸炎が再び増えて来ました。また、眼球結膜充血、高熱および比較的強い咳を主症状とする患者が、学童を中心に目立ってきました。肺炎、扁桃炎、溶連菌性咽頭炎も散見されます。水痘、おたふくかぜは殆ど見られていません。<中野>
4/23 再び嘔吐下痢症が増加傾向にあり、インフルエンザ様疾患もやや増加しています。溶連菌、水痘、おたふくかぜは落ち着いています。寒暖の差が激しいためか、感冒症状の患者は結構多いようです。杉花粉症と思われる幼児学童も例年に比し多いようです。<中野>
4/16 嘔吐下痢症は沈静化して来ました。溶連菌性咽頭炎が増加しています。水痘、おたふくかぜ、CRP低値の肺炎、伝染性紅斑等が散見されます。インフルエンザ様高熱疾患も時に見られます。<中野>
4/9 インフルエンザは見られなくなりましたが、溶連菌感染症、おたふくかぜ、ロタウイルス腸炎が増えてきております。影を潜めていた肺炎も増えています。全体としては落ち着いた日々が続いています。<中野>
4/4 インフルエンザ様発熱疾患は減少し、嘔吐下痢症も影を潜めてきました。代わって幼児学童の溶連菌感染症、乳児の白色便性下痢症が増加しております。水痘、おたふくかぜは数日に1例程度しか見られません。患者数は全体としては、減少傾向が明らかです。<中野>
3/26 嘔吐下痢症はやや減少し、インフルエンザ様発熱疾患も減って来ていますが、扁桃炎(おそらく化膿性)および溶連菌性咽頭炎は明らかに増加しています。流行性耳下腺炎、水痘はわずかながら認められます。<中野>
3/22 インフルエンザ様発熱疾患、嘔吐下痢症が小流行を見せ、外来患者数は全体に増えてきています。扁桃炎、溶連菌感染症も再び増加しています。水痘、おたふくかぜはいずれも1週間で数例程度です。感染症ではありませんが、気管支喘息、アレルギー性鼻炎も気温の上昇と共に増得てきました。<中野>
3/12 高熱、頭痛および咽頭痛を訴えるインフルエンザ様疾患、発熱および頭痛を伴う嘔吐下痢症、腹痛の強い嘔吐下痢症が流行しています。溶連菌性咽頭炎も散見され、外来患者数は増加してきました。<中野>
3/7 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)とインフルエンザ様疾患が、増加しており、かなり忙しくなってきました。溶連菌性咽頭炎、抗生物質不応性の扁桃炎も相変わらず散見されます。乳児ではロタウイルス胃腸炎も増加してきました。水痘、おたふくかぜは殆ど見られません。<中野>
2/26 2月19日ー25日:インフルエンザ様高熱性疾患が増えてきており、扁桃炎、胃腸炎も散見されます。水痘は見られず、流行性耳下腺炎が2−3名受診しました。時期は遅いですが、インフルエンザ流行の兆しが出てきました。<中野>
2/19 ■2月5日ー11日:嘔吐下痢症は相変わらず多く、高熱および咽頭痛を主訴とするインフルエンザ様疾患、高熱および頭痛を主訴とする感冒症候群が増加してきています。水痘、おたふくかぜ、扁桃炎は少なくなりました。溶連菌性咽頭炎は一時よりは少ないですが、コンスタントに見られています。フルA陽性例はパラパラとしか見られず、昨年、一昨年のような爆発的流行はありません。■2月12日ー18日:フルA陽性者は散見されるものの、インフルエンザの大流行の兆しはありません。頭痛、腹痛に発熱を伴う感冒症候群、嘔吐下痢症、扁桃炎、溶連菌性咽頭炎などが見られますが、どれも流行とは言えません。ロタ腸炎も殆ど見られていません。<中野>
2/5 嘔吐下痢症に加え、インフルエンザ、扁桃炎(化膿性およびアデノウイルスによると思われるもの)が多く見られます。溶連菌性咽頭炎、水痘はパラパラと見られる程度です。インフルエンザに関しては、例年より軽症のように感じられます。高熱、咽頭痛を訴え、咽頭所見の乏しいものにフルA陽性例が多いようです。<中野>
1/29 扁桃炎、嘔吐下痢症は小流行が続いています。溶連菌性咽頭炎がかなり増えて来ました。外来患者数は夏場と同程度で、この時期としては少ないようです。本日、1月29日に初めてフルA陽性の患者が出ました。発熱、咳、鼻汁、咽頭痛の2歳女児です。<中野>
1/23 嘔吐下痢症も下火になり、流行性耳下腺炎、水痘もほぼ沈静化しました。新学期が始まり、学童の溶連菌性咽頭炎が増えています。化膿性扁桃炎(一部アデノウイルスか?)も散見されます。インフルエンザは全くといってよいほどありません。<中野>
1/15 嘔吐下痢症、扁桃炎以外には、目立った流行はありません。フルA陽性者もまだ見られません。肺炎、水痘および流行性耳下腺炎も殆ど見られなくなりました。<中野>
1/9 12月25日から1月8日までの状況を御連絡します。
嘔吐下痢症が最も目立ち、水痘、おたふくかぜは殆ど見られませんでした。インフルエンザ様の高熱患者も来院されますが、フルA検査陽性例はありません。<中野>