2001年
レポート
12/20 嘔吐主体の胃腸炎の流行が続いています。今週にはいってからやや下火の印象があります。おたふくかぜも朝日村を中心に流行が続いています。溶連菌感染や水痘も散発しているようです。インフルエンザ様疾患はまだみられていないようです。<山本>
11/29 嘔吐が主体の胃腸炎が流行しています。比較的軽症で、数日間で回復するようです。県内各地で流行中のものと考えられます。また、おたふくかぜが特に朝日村南部で集中的に発生しています。溶連菌感染症、扁桃腺炎(発熱期間は2-3日)、咳の長引く風邪もみかけます。<山本>
11/12 坂町と朝日村館腰保育園で、おたふくかぜが流行しているようです。水痘がはやり始めてきたようです。でも、例年に比べ暇な日が続いています。(渋谷)胃腸炎がやや増加してきました。マイコプラズマ肺炎も見かけます。(山本)<山本>
11/6 咳の長引く感冒が流行しています。手足口病、溶連菌感染症、おたふくかぜなども見受けますが、少数派です。他に嘔吐、軽い下痢をともなう胃腸炎が増えてきた印象があります。<山本>
10/16 頭痛、腹痛を伴う発熱(年長児に多い)や、咳の長引く感冒が見受けられますが、目立った感染症の流行はありません。喘息発作も少し落ち着いてきたようです。<山本>
9/19 咳を主症状とする感冒、頭痛を伴う感冒(熱はあったりなかったり)が目立つ印象です。関川村の保育園では手足口病が流行しているようです。喘息発作の患者さんが目立って増えてきました。<山本>
9/3 引き続き大きな感染症の流行は認められません。咳を訴えるお子さんが増えてきた印象はあります。喘息発作もちらほら見受けます。<山本>
8/8 総じて流行と呼べるほどの感染症の発生はみられません。ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭炎、おたふくかぜなどが散発しています。小児科外来も夏休みといった感じです。<山本>
7/27 ヘルパンギーナと咽頭炎が小流行していますが、感染症の発生は少ないようです。とびひ、みずいぼがすこし目立ってきました。<山本>
7/13 咽頭発赤をともなう発熱(有熱期間2-3日)のみの感冒、ヘルパンギーナ、扁桃腺炎(一部アデノ陽性、咽頭結膜熱もあり)などが目立ちます。りんご病、耳下腺炎も散見されます。<山本>
6/27 6月半ば、山北町と朝日村の一部で咽頭炎が比較的集中して発生したようです。地域の診療所でインフルエンザの検査陽性との説明をうけた方もいらっしゃいました。(当院では現在迅速検査を行っておらず、衛生研究所に提出したウイルス分離の返事待ちです。)現在流行は落ち着いてきているもようです。当院の外来では、今週に入ってヘルパンギーナが増加してきました。浸出性扁桃腺炎、溶連菌感染症も見受けます。胃腸炎は少なくなりました。<山本>
6/11 数日続く下痢、のどが赤くなり2-3日ほど発熱する咽頭炎、溶連菌感染症などが散発しています。りんご病、耳下腺炎(検査した範囲では、おたふくかぜウイルスが原因ではありませんでした。)などもみかけます。<山本>
5/22  比較的落ち着いた日々が続いています。あいかわらず咽頭発赤、発熱、軽度の咳をともなう風邪が目立ちます。先週末から嘔吐、軽度の下痢が主症状の胃腸炎が増えてきました。調べた範囲ではロタウイルス、アデノウイルスは検出されていません。溶連菌、喘息様気管支炎、ヘルパンギーナ(のどのふちに潰瘍ができて痛い、発熱あり)なども発生していますが流行と呼べるほどの印象はありません。<山本>
4/27 GWを目前にして、のどの赤みを伴い発熱が数日間続く感染症が流行してきています。山北町に多いようですが、他の地域にも発生しています。重症感はさほどなく、咳を伴います。現在当院ではインフルエンザB型の迅速診断ができませんので、インフルエンザかどうかは不明です。また、乳幼児では喘息様気管支炎が少し目立ってきました。溶連菌感染症も増加傾向です。関川村ではマイコプラズマ肺炎の患者さんが発生しました。<山本>
4/17 インフルエンザの発症はほとんどみられなくなりました。新学期のはじまりとともに、咽頭発赤をともなう発熱の患者さんがちらほらみられます。重症感はそれほどでなく、流行というほどの印象ではありません。山北の中学校で発症が多いようです。ほかに目立った流行は感じられません。<山本>
3/30 春休みに入って、インフルエンザの発生が下火になってきました。まだ家族内感染を中心に少しみられますが、一時の勢いはありません。後は溶連菌感染、扁桃腺炎、胃腸炎(一部ロタウイルス陽性)、水痘、リンゴ病などが散発しています。喘息発作、喘息様気管支炎の患者さんが若干増えてきた印象があります。<山本>
3/19 インフルエンザAが朝日村南部で集中的に発生しています。朝日村在住の方は特にご注意ください。村上市内は散発程度です。またアデノウイルスが勢いを盛り返してきました。結膜炎(いわゆるはやり眼)を伴うケースが増加しています。嘔吐下痢症、溶連菌感染も見受けますが、さほどではありません。<山本>
3/12 インフルエンザ様疾患の発生が増加しています。発症者は村上市、朝日村、神林村主体です。山北町、関川村はこれからでしょうか?フルAの陽性率は低く10人に2-3名程度です。陰性者はインフルエンザBを含む他のウイルスの可能性がありそうです。フルA陽性者にたいするシンメトレル(アマンタジン)の効果はまずまずといった印象です。また嘔吐下痢の患者さんも増え、一部でロタウイルス陽性です。<山本
2/27 インフルエンザ;各地でフルA陽性者が出現してきました。まだ局地的な流行は認められていないようです。家族内感染が多い印象です。扁桃腺炎;アデノウイルス陽性の扁桃腺炎がまた少し増えてきました。4-5日間ほど熱が続きます。その他;りんご病、嘔吐する風邪、咳のつづく風邪がすこしづつ。溶連菌感染も散発状態です。ロタウイルスによる嘔吐下痢で入院する患者さんが出てきました。乳幼児は特に要注意です。<山本>
2/15 年末より流行していた胃腸炎、扁桃腺炎ともに沈静化してきています。溶連菌感染、水ぼうそう、りんご病(伝染性紅斑)などが散発しています。今年の冬は雪焼けのためか、りんごほっぺのお子さんが例年より多いようで、鑑別を要します(笑)。本日村上病院の外来で今シーズンはじめてのフルA陽性者が出ました。村上市内の2歳児でした。これから流行するのでしょうか?注意して診療に当たりたいと考えています。<山本>
1/30 当地でのインフルエンザの流行はまだ確認されていません。新学期がはじまってから、年末からの胃腸炎がすこし盛り返してきています。流行が年長児にシフトしてきています。ほとんど半日程度の嘔吐のみで軽快するお子さんが多いです。またアデノウイルスによる扁桃腺炎も認められます。溶連菌感染症、年少児の喘息様気管支炎(一部RSウイルス陽性)も散見されています。<山本>
1/15 年末より流行していた嘔吐を主とする胃腸炎、扁桃腺炎ともに、お正月休みを挟んで沈静化してきています。まだ若干の患者さんが発症していますが、一時の勢いはありません。3学期が始まって1週間を経過しましたが、インフルエンザを含めて新たな感染症の流行はまだのようです。一部の扁桃腺炎の咽頭ぬぐい液からは、アデノウイルスが陽性でした。<山本>