17)子育てのの目標 その2

 さて前回、どんな大人に育ってほしいか「子育ての目標」の話を書きました。「自立し、周りの人たちと折り合いをつけて暮らせる」という目標を提案しました。では、その目標のためにはどのように育てていけばいいでしょうか。子どもの心に何が必要でしょうか。

 ひとつは「自分はやればできる」という自分の能カヘの自信です。もうひとつは「自分には味方がいる」という他人への信頼感です。「人々は仲間だ」と感じるということです。

 赤ちゃんのうちは「自分はなんでもできる」「周りの人はみな味方だ」と無条件に信じているように見えます。しかし、そのまま大人になるわけにはいきません。現実を知り、社会性も身につけなければなりません。子どもは様々な経験をしながら育っていきますが、その体験から何を学ぶかが大事です。「自分には何もできない…無理だ」とか「みんなは自分を嫌っている、自分の味方はいない」となっては困ります。それでは「自立して周りと折り合いをつけて暮らす」ことが難しくなるからです。子どもは多くの時間を親と共に過ごします。ですから、親がどうかかわっていくかは重要です。「自分には能力がある」とか「周りの人たちは自分の仲間だ」とその子が感じながら育つことが大切だからです。「ほめて育てる?叱って育てる?過保護に育てる?放任して育てる?見守る?体験から学んでもらう?」親は自分の子育て方法を選ぶことができます。この接し方で「子どもは何を学ぶかな?」を絶えず自分の心に問いかけてください。子どもが「自分にもできそうだ」「親は自分の味方だ」と感じるように育てていくことをお勧めします。

ママおんぶしてぇー

 時々、3人の子どもを連れて娘が実家に帰ってきます。孫たちが寝つくまでリビングは大騒ぎです。怪獣ごっこ、追っかけっこ、おんぶに肩車、いつもと違う体の使い方でジジババはヨボヨボ、へとへと状態です。ようやく孫3人が眠りに落ちて、夜の静けさが戻ります。ほっと一息ついて、好きなテレビ番組を見始めると、真ん中の2歳児がふにゃふにゃ言いだします。「ママおんぶしてぇー」とママにせがみます。この状況ではジジババは役に立ちません。ママでなければ納得しないのです。ママがおんぶしてあやし始めると、上の4歳児がふにゃふにゃ言い始めます。「ママ抱っこしてぇー」ということになります。もちろんジジババではだめです。ママは2歳児を背負い、4歳児を抱っこしてあやし始めます。「ママは大変だなあ。たいしたもんだ」と思う間もなく背中の2歳児が「おなかがいたい」と言った後から嘔吐し始めます。ここはジジババも総動員で着替えさせたり、床を拭いたり。「ありがとう」という娘に「大変だねえ」と言っているうちに、今度は一番下のO歳児がふにゃふにゃえーん。世界中の頑張っているママたちに敬意を表します。