26)暖房器具

 今年は積雪が少ない年でほっとしましたが、やはり冬の寒さは厳しいでしたね。そんな折に自宅の石油ファンヒータが故障してしまい、昔の石油ストーブを出してきて使いました。昔、うちの子どもがお風呂あがりに石油ストーブに抱きつき、おへそのまわりをやけどした出来事を思い出しました。今はその子も母親になり、子どもたちが石油ストーブに近づくたびに注意の声をかけています。消費者庁のお知らせの中には「実家の石油ストーブにつかまり立ちをし、手の深いやけどとなり、植皮術が必要となった乳児」「祖母宅で椅子から降りる際に、そばにあったストーブに手をついてしまい、指と指の間に水ぶくれができた3歳児」「ストーブの上のやかんをひっくり返し、左上腕、肩、背中及び首にやけどをした3歳児」などが紹介されています。日本小児科学会の傷害速報にも、「布団に寝かせられていた乳児がいつの間にか人感センサー付きのヒーターの前まで移動していて、その温風で頭にやけど」という報告が載せられています。ストーブだけではなくパネルヒーターの網目に指を突っ込んで抜けなくなり、やけどをした例もあります。好奇心が旺盛で活発な子どもたちにとって暖房器具は常に危険なものです。事前の安全対策が必要です。