21)しつけ箸

 外国でも和食のブームとのことで、外国人でも箸を使える人が増えてるようです。日本の食事と箸は切り離せません。子どもにもきちんと箸が使えるように、子ども用の「しつけ箸」を利用されるご家庭も多いかもしれません。今回はそのようなしつけ箸による事故です。夕食を食べ終えた4歳の男の子が食卓を離れてパソコン用の回転椅子に座りぐるぐる回って遊んでいました。母親は気づいてませんでしたが、この時、右手にしつけ箸を持ち、3本の指が箸のリングにしっかりとはまっていました。男の子はバランスを崩して回転椅子から右側に転落、右手を床につくかたちで落ちたため、右手のしつけ箸が下あごに突き刺さりました。急いで救急医療機関を受診し、その後しばらく通院することになったそうです。指を通すタイプのしつけ箸はとっさの時に指から抜けない場合があります。顔面に突き刺さると大きな事故になる可能性があります。食卓から離れる時は指からはずすようにいたしましょう。