5)赤ちゃんの便利グッヅにもご注意を!

 子育て中のママは大いそがしです。そんなママのために少しでも便利にと開発されたものの中に危険がひそんでいることがあります。タブレット型の哺乳瓶消毒剤は哺乳瓶の洗浄をより簡単にしてママを助けてくれますが、日本小児科学会の傷害速報にはそのタブレット型消毒剤の事故例が載せられています。台所の流しの下においてあった消毒剤を2歳の姉がみつけ、封を切って錠剤を出し9か月の弟の口の中に入れてしまいました。苦しがっている赤ちゃんをみつけ、すぐに緊急入院となりました。口の中を洗浄した後、症状がおちついたため退院。しかし2週間後にふたたび呼吸困難が出現したため再入院しました。検査でのどの奥に狭窄がある事がわかり、気管切開(のどに呼吸の穴を開ける)と胃ろう(お腹から胃に管を通す)の手術を行ないました。のどを広げる治療により胃ろうは閉じることができましたが、呼吸をするための気管切開は閉じられなくなってしまいました。口にはいるサイズのものはすべての子どもに危険です。また、上の子どもが乳児の口にものを入れることだってあり得るのです。危険なものは幼児が開けにくいパッケージにする必要がありますね。身近な便利グッヅにもご注意を!